2017年 - 2019年
対話的法実践の法社会学―調停・交渉の相互行為分析と訓練プログラムの開発・評価
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
本研究は(1)調停コミュニケーションを分析することで,調停の現実のプロセスのメカニズムと構造を発見し(2)実践的な教育及びトレーニング技法の理解と開発に結びつけることにあった.(1)については,弁護士会調停センターの協力も得て,系統的に模擬調停を実施して録画を行ないそのビデオデータを相互行為分析の方法で分析を行なった.(2)については,上記のデータの分析から調停コミュニケーションのブラックスボックスを照らし出す方法と知見とを示唆することができた.助成期間の3年間に多くの論文と学会報告を生み出した.分析知見を,より具体的な実務へと応用し,実践訓練のための方法論を開発することが可能となった.
- ID情報
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- 課題番号 : 17K03326
- 体系的課題番号 : JP17K03326