2007年4月 - 2009年3月
脂質滴ーER複合体の蛋白質分解系への関与の立証
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(C) 若手研究(B)
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
-
- (総額)
- 0円
- (直接経費)
- 3,400,000円
- (間接経費)
- 0円
- 資金種別
- 競争的資金
肝癌由来培養細胞株ではApolipoprotein B(ApoB)が脂質滴周囲に蓄積する(ApoB-crescent). プロテアソーム阻害下で同構造の形成は増加し, 同構造内のApoBはユビキチン化されており, 脂質滴とApoB分解機構との関連が疑われた. 形態学的解析からApoB-crescentとはApoB, ERシャペロンを含む特殊なER由来膜が脂質滴に密着した複合体であると判明してきた. 本研究では(1)超微細構造解析, 局在分子決定等により脂質滴-ER複合体の構造的連関を更に明らかにし, (2)脂質滴蛋白質, ERシャペロン, ER形態制御因子等の発現操作を通じて同複合体とApoBのプロテアソーム分解系との機能的連関を明らかにする.