2009年 - 2011年
脂質超分子構造の細胞生物学的解析
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
(1)脂質付加されたApoBがプロテアソーム分解を受ける際に小胞体内腔から脂肪滴表面に移行し、その過程にUBXD8, Derlin-1が関わることを見出した。Derlin-1は小胞体内腔から脂肪滴表面へ、UBXD8は脂肪滴表面からプロテアソームへのApoB移送に関与する。この結果は脂肪滴を足場とするApoB分解の分子メカニズムを初めて明らかにしたものである。
(2)急速凍結・凍結割断レプリカ標識法により、PI(4, 5) P2のナノ局在を明らかにした。PI(4, 5) P2が培養線維芽細胞のカベオラやコーテッドピットの開口部に集積し、リガンド刺激時に膜平坦部と異なる挙動を示すこと、またラット体内の膵外分泌細胞ではギャップ結合に多く分布することなどが明らかになった。
(2)急速凍結・凍結割断レプリカ標識法により、PI(4, 5) P2のナノ局在を明らかにした。PI(4, 5) P2が培養線維芽細胞のカベオラやコーテッドピットの開口部に集積し、リガンド刺激時に膜平坦部と異なる挙動を示すこと、またラット体内の膵外分泌細胞ではギャップ結合に多く分布することなどが明らかになった。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 21390053
- 体系的課題番号 : JP21390053