2011年 - 2012年
3型分泌システムの試験管内再構成-分泌機構解明と応用展開-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 若手研究(B)
グラム陰性病原菌による感染症は3型分泌装置と呼ばれるナノサイズの注射器によってエフェクタータンパク質が宿主細胞に注入されることから始まる.エフェクターの1つであるSptPは35-139残基で特定のシャペロンSicPと複合体を形成すると報告されていたが,試験管内再構成の実験から106-136残基にコア領域があることを示した.SptP/SciP 複合体の解離にはInvCのATPase活性が必要であるといわれているが,再構成実験ではInvC存在下でSptP/SciP複合体の解離やATPase活性の増大は見られなかった.
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- 課題番号 : 23790468
- 体系的課題番号 : JP23790468