基本情報

所属
東北大学 大学院農学研究科・農学部 生物産業創成科学専攻 天然物生物機能科学講座 天然物生命化学分野 准教授
学位
博士(理学)(The University of Tokyo)
修士(理学)(The University of Tokyo)

J-GLOBAL ID
200901013512696042

外部リンク

化学の分野に含まれる有機化学の中でも天然物化学と呼ばれる専門領域で基礎研究をしています。最近は学問領域の垣根が低くなり、専門領域をまたいで新たな知識や研究手法を身につけたり、異なる専門領域をもつ研究者と共に共同研究を進めたりするようになりましたが、私は生物化学、分子生物学、薬理学の研究手法を学び、学際研究を進めています。テーマは「海洋生物がつくる、または蓄える二次代謝産物の有毒性のメカニズムを解明」です。二次代謝産物とはタンパク質、炭水化物といった一次代謝産物と分けて考える代謝産物を指して言う言葉ですが、海洋生物がつくる、または蓄える二次代謝産物の中には極めて有毒な物質が存在します。「良薬は口に苦し」ということわざにあるように、蓋を開ければ元々は有毒物質だったという薬が少なからず存在し、それが私の研究対象です。

論文

  81

MISC

  33

書籍等出版物

  3
  • 山下まり, 此木敬一(担当:共著, 範囲:貝類,魚類,腔腸動物の毒)
    中外医学社  2017年12月1日 
  • 石橋正己, 木越英夫, 佐々木 誠, 村田道雄(担当:監修, 範囲:第4章 立体化学)
    東京化学同人  2009年11月 
  • 山村庄亮, 長谷川宏司, 木越英夫(担当:編集, 範囲:赤潮毒サキシトキシンに対するオオノ貝の耐性機構)
    株式会社アイピーシー  2008年6月30日 

講演・口頭発表等

  155

所属学協会

  2

共同研究・競争的資金等の研究課題

  10

その他

  12
  • 2011年9月 - 2011年9月
    【目的】軟体動物であるダイダイイソカイメンおよびクロイソカイメンに生息する共生生物を純化・培養し、オカダ酸を生産する共生生物を同定する。 【研究代表者:此木敬一】神奈川県三浦市を中心とする関東以南の海岸地域を訪ね、クロイソカイメンおよびダイダイイソカイメンをサンプリングする。サンプリングは大潮時の潮位が比較的低くなる3月下旬から9月上旬にかけて実施する。EDTA処理により解離したカイメン細胞および共生生物の混合顕濁液を二分する(画分1、2)。画分1を孔径の異なるナイロンメッシュ(10, 25, 40, 77, 100 µm)により分画し、LC-MS/MSにより各画分のOAの含有量をもとめる。対照実験としてダイダイイソカイメンを同様に処理する。OA含有量の最も高かったクロイソカイメン由来の画分に含まれる生物種を同定し、そのオカダ酸生産能を確認する。本研究費はサンプリングに行くための旅行費、顕微鏡観察やLC-MS/MS測定に必要な消耗品に充てる予定である。 【共同研究者:西谷 豪】画分2に多数共生している珪藻、渦鞭毛藻、多毛類などを1細胞ずつピックアップし,形態観察および遺伝子解析を行って種を同定する。また、クロイソカイメンの採取海域や採取時期の違いによって,共生生物の多様性がどのように変化していくのか追跡する。本研究費より遺伝子クローニングや配列解析に必要な試薬類、ディスポーザブル実験器具等を購入する予定である。
  • 2011年2月 - 2011年2月
    海洋天然物の生理活性発現機構の解明を行うが、詳細は述べられない
  • 2011年1月 - 2011年1月
    下痢性貝毒蓄積生物における自己耐性機構の解明を行う、詳細はまだ述べられない
  • 2010年4月 - 2010年4月
    強力な毒性を示す天然毒は、医薬品開発における鍵化合物、または有用な細胞生理研究試薬となる。しかし、二次代謝産物である「天然毒の自然環境下、例えば、生産・貯蔵する生物の体内での機能」については、ほとんど研究成果が得られておらず、未開拓研究領域と言える。軟体動物のカイメン類から種々の強力な毒性をもった天然毒が単離されてきた。研究代表者は天然毒と真の生産者と宿主カイメンとの共生関係において、カイメンは天然毒に対する「免疫=耐性」をもつと考えている。本研究ではこの仮説を証明するため、オカダ酸および研究代表者がクロイソカイメンから見出したOABP1に注目し、オカダ酸貯蔵生物種がオカダ酸を貯蔵できる化学的根拠を明らかにする。
  • 2009年4月 - 2009年4月
    ビオチン基を導入した梯子状ポリエーテルを合成し、ストレプトアビジン固定化ゲルに捕獲した。NEB社製Ph.D.-12 Phage Display Library Kitを用い、梯子状ポリエーテルに結合性を示すファージを抽出し、外部挿入配列を決定した。