2016年10月 - 2019年3月
単独スピーカによる左右方向音像定位の特徴の解明と音響システムの実現
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
パラメトリックスピーカの再生法として、二つの変調方式を検討した。両者の歪みの優劣を比較した結果、単側波帯振幅変調方式が相応しいと判断した。
まず、パラメトリックスピーカによる1ch再生システム、次に2ch再生システムを構築した。
片側の耳の正面にパラメトリックスピーカ1個を設置した場合、12度程度外側方向から音が聴こえた。次にパラメトリックスピーカ2個を用いて2chステレオ再生した場合、配置されたスピーカの6度程度外側方向から音が聴こえた。これらの通常のスピーカでは起こりえない現象は、パラメトリックスピーカの指向特性が通常のスピーカに比べて非常に鋭いことが物理的な原因であることを明らかにした。
まず、パラメトリックスピーカによる1ch再生システム、次に2ch再生システムを構築した。
片側の耳の正面にパラメトリックスピーカ1個を設置した場合、12度程度外側方向から音が聴こえた。次にパラメトリックスピーカ2個を用いて2chステレオ再生した場合、配置されたスピーカの6度程度外側方向から音が聴こえた。これらの通常のスピーカでは起こりえない現象は、パラメトリックスピーカの指向特性が通常のスピーカに比べて非常に鋭いことが物理的な原因であることを明らかにした。
- ID情報
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- 課題番号 : 16K00252
- 体系的番号 : JP16K00252