高齢者になるとこれまでとは違った高齢化による能力の低下がいろいろ起こってくる。その状況に応じて能力を支援する情報処理システムが考えられる。また、子供についても成長過程に応じた支援システムが必要になる。特に、高齢者の能力の低下には，大きく２つに分けると知覚的な能力の低下とそれ以外の身体的な能力の低下がある。これらに対しては，能力の状況に応じた支援装置とそれをコントロールする情報処理の組み合わせで状況に応じた対応をするのが一般的である。身体的な能力の支援は装置が大型化し、情報処理の技術のみでは対応が難しいため、知覚能力を支援することに対象を絞って研究している。子供については学習プロセスと一体化した支援機能を考えている。