2008年 - 2009年
社会不安障害における潜在的連合の検討
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(スタートアップ)
本研究は、人前で不安になる心理現象に影響を与えている、個人の認知メカニズムを検討することを目的とした。研究の結果、本人が自身のパフォーマンスを低く評価し、それに捉われる程度が高いほど、スピーチ中の不安感が強いことが示された。一方、潜在的に社会的場面と負の情動の結びつきが強い者ほど、スピーチ中の生理的反応が強まることが示唆された。このことから、認知の顕在的側面と潜在的側面は、異なる不安の様相と関連することが明らかにされた
- ID情報
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- 課題番号 : 20830106
- 体系的課題番号 : JP20830106