馬場 基彰
基本情報
- 所属
- 横浜国立大学 大学院工学研究院 知的構造の創生部門 准教授
- (兼任)大学院理工学府 数物・電子情報系理工学専攻 准教授
- (兼任)理工学部 数物・電子情報系学科 准教授
- (兼任)総合学術高等研究院 准教授
- 学位
-
博士(理学)(2009年3月 大阪大学)
- 連絡先
- bamba-motoaki-pcynu.ac.jp
- 研究者番号
- 30647970
- ORCID iD
- https://orcid.org/0000-0001-9811-0416
- J-GLOBAL ID
- 200901029892915390
- Researcher ID
- O-9093-2014
- researchmap会員ID
- 6000012493
- 外部リンク
光と物質の相互作用で生じる未踏の現象の発見・解明に興味を持ち、理論物理学の手法で研究を進めています。
こうした光に関する研究は、産業や応用研究が盛んな分野ですが、意外なことに現象の原理を追求する理論研究者は少ないのが現状です。しかし、新たな現象の発見は、物理学の新たな地平を切り拓く原動力になります。すぐに応用に結びつかないとしても、新しい現象を見つけ、解明することは、科学の裾野を広げると同時に、将来の革新的な技術開発につながると信じて、研究に取り組んでいます。
◆現在取り組んでいるテーマ
今もっとも興味を持って取り組んでいるのが、超放射相転移と呼ばれる現象です。超放射相転移は1973年に理論的に提唱されたものの、約50年研究されても観測されませんでした。
しかし2018年、実験研究者との共同研究で、磁性体におけるスピン波を電磁波として捉えると、超放射相転移が起こりえる物理系になっていることを実験的に発見しました。より詳細に解析し、スピン波の超放射相転移が起きていることを2022年に突き止めました。
◆今後取り組みたいテーマ
これまでの研究から、謎に包まれた超放射相転移の輪郭が徐々に浮かび上がりつつあります。今後、加熱するだけでレーザー光が出るような現象や熱平衡下での量子スクイージングの生成などの未踏の物理現象の観測、1973年当初に予言された光の超放射相転移を起こす物質の発見などを目指していきます。そのために、量子電磁力学と熱力学を繋げた解析法を新たに構築し、実験研究者と協力して研究を進めていきます。
◆求む!未来の共同研究者
光と物質の相互作用で生じる様々な現象や上記のテーマについて、一緒に研究したい学生や理論・実験研究者を、常に歓迎しています。どのような立場の方でも問題ありません。研究などの話を直接聞きたい人も大歓迎です。気軽に以下のページにある問い合わせフォームやメールアドレスに連絡ください。
https://mobamba.science/jp/contact-jp/#study-together
大学院入学・編入については以下をご覧ください。
https://tayo.jp/recruitments/student/01GJ4SMVW2CHWMWVG9Q3DQR5B3
◆科学と社会をつなぐ活動 —NPO法人 日本科学振興協会(JAAS)の立ち上げ—
2022年2月に設立されたNPO法人 日本科学振興協会(JAAS)の理事も務めています。
JAASは「日本の科学を、もっと元気に。」を合言葉に、分野、組織、職種・職階、国籍・民族、世代の垣根を超え、科学に関わるあらゆる人々が参加できるボトムアップ型の組織です。
研究キーワード
17経歴
18-
2024年4月 - 現在
-
2023年4月 - 現在
-
2023年4月 - 現在
-
2023年4月 - 現在
-
2021年1月 - 現在
-
2021年1月 - 2023年3月
-
2021年1月 - 2023年3月
-
2019年12月 - 2023年3月
-
2017年10月 - 2021年3月
-
2019年4月 - 2020年12月
-
2015年4月 - 2019年3月
-
2015年4月 - 2019年3月
-
2012年4月 - 2015年3月
-
2009年5月 - 2012年3月
-
2009年4月 - 2009年4月
-
2007年4月 - 2009年3月
-
2006年4月 - 2007年3月
-
2005年9月 - 2005年10月
学歴
2-
2004年4月 - 2009年3月
-
2000年4月 - 2004年3月
委員歴
6-
2023年4月 - 現在
-
2021年11月 - 現在
-
2015年4月 - 現在
-
2021年11月 - 2022年7月
-
2020年11月 - 2022年6月
-
2017年4月 - 2018年3月
受賞
8-
2011年2月
-
2007年12月
-
2004年3月
主要な論文
65-
Communications Materials 5(1) 42 2024年3月22日 査読有り責任著者
-
日本物理学会誌 79(2) 63-67 2024年2月5日 査読有り招待有り筆頭著者最終著者責任著者
-
Magnetically Tuned Continuous Transition from Weak to Strong Coupling in Terahertz Magnon PolaritonsPhysical Review Research 5(1) L012039 2023年3月20日 査読有り
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Communications Physics 6(1) 51 2023年3月20日 査読有り筆頭著者
-
Scientific Reports 13(1) 2526 2023年2月13日 査読有り最終著者責任著者
-
Communications Physics 5 3 2022年1月10日 査読有り筆頭著者責任著者
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Nature Communications 12(1) 3115 2021年5月25日 査読有り責任著者
-
Science 361(6404) 794-797 2018年8月 査読有り
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Nature Photonics 12(6) 324-329 2018年6月 査読有り
-
Physical Review Letters 117(17) 173601 2016年10月20日 査読有り筆頭著者責任著者
主要なMISC
11-
化学 78(8) 11-11 2023年8月1日 招待有り筆頭著者最終著者責任著者
-
日本物理学会誌 78(3) 152-153 2023年3月5日 査読有り招待有り筆頭著者最終著者責任著者
-
科学 92(5) 398-400 2022年5月1日 招待有り最終著者
-
プレスリリース 2022年1月12日
書籍等出版物
2-
Elsevier, Academic Press 2020年11月18日 (ISBN: 9780128237731) 査読有り
-
大阪大学出版会 2016年12月 (ISBN: 9784872595710)
主要な講演・口頭発表等
41-
第70回応用物理学会春季学術講演会 2023年3月15日 応用物理学会 招待有り
-
第30回光物性研究会 2019年11月13日 光物性研究会 招待有り
-
第64回物性若手夏の学校 2019年8月6日 第64回物性若手夏の学校準備局 招待有り
-
光科学技術研究振興財団 平成29年度研究助成金贈呈・研究表彰式 2018年2月28日 光科学技術研究振興財団 招待有り
担当経験のある科目(授業)
7主要な共同研究・競争的資金等の研究課題
5-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的研究 (萌芽) 2024年6月 - 2027年3月
-
科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業 さきがけ 2017年10月 - 2021年3月
主要な学術貢献活動
7-
企画立案・運営等Hanyu Zhu (Rice University, Houston, TX, USA) 2023年10月 - 2023年10月
-
企画立案・運営等応用物理学会 量子エレクトロニクス研究会 (上智大学軽井沢セミナーハウス) 2017年4月14日 - 2017年4月16日
-
企画立案・運営等(The Prince Hakone) 2014年4月21日 - 2014年4月25日
メディア報道
32-
日本経済新聞社 日本経済新聞 朝刊42ページ(社会・調査) 2023年1月27日 新聞・雑誌
-
京都新聞社 京都新聞 夕刊2ページ(科学スコープ) 2022年7月20日 新聞・雑誌
-
中日新聞 中日新聞 夕刊 一面 2022年7月7日 新聞・雑誌
-
中日新聞 東京新聞 夕刊 参院選2022 2022年7月6日 新聞・雑誌
-
朝日新聞社 朝日新聞 朝刊 オピニオン2 2022年7月4日 新聞・雑誌
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朝日新聞社 朝日新聞 朝刊 科学・環境 2022年6月28日 新聞・雑誌
-
朝日新聞社 論座 科学・環境 2022年6月28日 インターネットメディア
-
読売新聞社 読売新聞 東京夕刊 テクA 2022年6月23日 新聞・雑誌
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マイナビ TECH+ テクノロジー サイエンス 2022年6月23日 インターネットメディア
-
エムスリー株式会社 m3.com 医療維新 2022年6月18日 インターネットメディア
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朝日新聞社 朝日新聞 夕刊 社会総合 2022年6月18日 新聞・雑誌
-
朝日新聞社 朝日新聞デジタル 2022年6月18日 新聞・雑誌
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日本科学機器協会 科学機器 科学の峰々 2022年3月 会誌・広報誌
-
日本科学機器協会 科学機器 科学の峰々 2022年2月 会誌・広報誌
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マイナビ マイナビニュース TECH+ 2022年1月14日 インターネットメディア
-
kusuguru株式会社 ナゾロジー 2022年1月14日 インターネットメディア
-
オプトロニクス社 OPTRONICS ONLINE 2022年1月13日 インターネットメディア
-
YouTube ScienceTalks TV 2021年10月1日 インターネットメディア
-
YouTube ScienceTalks TV 2021年9月24日 インターネットメディア
-
THE KYOTO THE KYOTO Review 6月27日~7月3日 2021年7月3日 インターネットメディア
社会貢献活動
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