2017年2月
組織変革の阻害要因-組織間・階層間・職務間における機能不全の考察を通して-
『経営情報研究』(摂南大学経営学部紀要)
- 巻
- 24
- 号
- 1・2
- 開始ページ
- 1
- 終了ページ
- 18
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 出版者・発行元
- 摂南大学経営学部
組織変革のメカニズムを、計画的変革と創発的変革の二面性に着目して、グローバル競争により組織変革を迫られている、パナソニック、ソニー、シャープの3社実証分析を行った。その結果、組織変革の促進要因は、組織能力、組織学習、組織間関係、組織文化の4要素間と密接に関係しており、そこから8つの促進要因が浮かび上がった。次に、組織変革の促進要因の反転事象として阻害要因を考察した。分析の結果、7つの阻害要因に整理でき、それらに内在する3要因が明らかになった。第1は、組織間クロスファンクショナル形成に関わる阻害要因である。第2は、階層間リーダーシップとコミュニケーションに関わる阻害要因である。第3は、職務間ボトルネックの解消に関わる阻害要因である。
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 1340-2617
- CiNii Articles ID : 120005972447
- CiNii Books ID : AN1043902X