2012年4月 - 2015年3月
母乳オリゴ糖を介したビフィズス菌とヒトの共生・共進化ー分子基盤の解明と応用展開ー
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
母乳栄養児の腸管では、授乳開始後速やかにビフィズス菌優勢な細菌叢が形成されることが100年近く前から知られていたが、そのメカニズムは不明であった。最近、研究代表者らは、乳児糞便から単離されるビフィズス菌が母乳に含まれる重合度3以上のオリゴ糖(母乳オリゴ糖)を特異的に資化する経路を有していることを見出し、その経路上の酵素について研究を行っている。本申請課題はビフィズス菌が有する母乳オリゴ糖資化経路の全容を明らかとする目的で行った。
その結果、母乳オリゴ糖資化に関わる新規な酵素2種を単離することに成功し、それらについて詳細な機能解析を行った。また、それ以外の2種の酵素のX線結晶構造解析も行った。
その結果、母乳オリゴ糖資化に関わる新規な酵素2種を単離することに成功し、それらについて詳細な機能解析を行った。また、それ以外の2種の酵素のX線結晶構造解析も行った。
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 24580119
- 体系的課題番号 : JP24580119