2011年 - 2013年
「都市の過疎地」における高齢者の日常生活行動の実態と住環境のあり方
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
本研究は地域の独自性に着目し、都市の過疎地の地域(I,K地区)を対象に、そこに居住する高齢者の日常生活行動や住環境に対する評価より、地域独自のニーズを探ることを目的として行った。(1)I地区を対象に、住環境評価に関する質問紙調査を行った結果、買物及び交通バリアに対するニーズが高いこと、年齢層や家族形態によってニーズが異なること、などが明らかとなった。(2)K地区を対象に、高齢者10名を被験者にGPSによる外出行動実験を行った結果、外出行動は身体活動量の増加に関連していること、自宅周辺250-500m圏内を徒歩または自転車で頻繁に出かける外出行動が多いことなどが明らかとなった。
- ID情報
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- 課題番号 : 23500918
- 体系的番号 : JP23500918