共同研究・競争的資金等の研究課題

2018年4月 - 2021年3月

いじめやネット上の諸問題に対処する多様な実践の総合的比較評価手法の開発

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)
  • 戸田 有一
  • ,
  • 竹内 和雄
  • ,
  • 三宅 幹子
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  • 金綱 知征
  • ,
  • 西野 泰代

課題番号
18K03036
配分額
(総額)
3,900,000円
(直接経費)
3,000,000円
(間接経費)
900,000円

平成30年度は、「いじめ免疫プログラム」および「スマホサミット」の学校や学級での個性的な実践について実践支援を行うなかで、評価のあり方を根本的に検討した。
1.「いじめ免疫プログラム」については、世田谷区教育委員会との協働で、試行実践を3つの小学校で行い、特に、低学年での実践に関しては新たな評価方法を模索した。その際、実践評価のための「いじめ免疫尺度」に関しては、世田谷区の夏季研修の機会に項目の検討を行い、さらに共同研究者との検討を経て原案を作成した。本尺度を用いての調査実施に関して、大阪教育大学の研究倫理審査委員会において承認された。平成30年度の試行実践と実践評価に関しては、2019年9月に日本大学文理学部(世田谷区)で行われる日本教育心理学会の自主シンポジウムでの発表を申請した。残った課題としては、「いじめ免疫プログラム」の3つのセッション(「見つける」「止める」「フォローする」)のうち、フォローすることで仕返しを予防するためのセッションに関しては、検討を重ねたものの、試行実践につなげることができなかった。
2.「スマホサミット」に関しては、「OKAYAMAスマートフォンサミット2018」にて、小中高校生自身がスマホにどう関わるか議論し、対策するのを大学生が補助した。終了後の波及効果(grassroots activity)について、参加各校における拡がりを期待した。共同研究者2名が岡山スマホサミットを支援し、3名の研究者が中学校3校で参加生徒の学びに関して教員からの聴き取り調査を行った。その結果を、今後の調査に反映させる。
以上のように、世田谷区や岡山県での実践展開に貢献したという点で十分な意義はあったが、実践の完成、その評価手法や項目の確立には至っておらず、引き続き、改善が求められる。
論文等の執筆に関しては、予定通りに進めることができた。

リンク情報
MISC
「いじめ免疫プログラム」の試行と評価方法論の模索:―世田谷区での実践と検討―