基本情報

所属
東京大学大学院 人文社会系研究科 死生学・応用倫理センター 上廣死生学・応用倫理講座 特任准教授
学位
修士(東京大学)
博士(東京大学)

研究者番号
60587765
J-GLOBAL ID
200901078719891001
researchmap会員ID
6000014090

専門は現代哲学・倫理学(関心領域は行為論・ケアの倫理・徳倫理学)、臨床倫理学・臨床死生学です。

現在は、共感知や受容性について哲学書(単著)Receptivity and Human Agency (under contract with Wiley-Blackwell, New Directions in Ethics Series)を執筆中です 。最新の研究成果を世界に向けて発信すべく英語での発信に力を入れています。

また、一般市民も参加できる上廣死生学・応用倫理講座で開催する各種セミナーでの講演等を通じて、哲学・倫理学研究の成果の「社会的還元」にも力を入れています。

最近の研究では、ケア・共感・受容性といった概念を中心に据えることで、①合理的コントロールを偏重しがちな従来の行為論/倫理学/認識論にまたがる哲学的議論を更新することや、②そこで得られた知見を、臨床倫理学等の応用倫理に活かしながら洗練化していくことを目指しています。

とりわけ、最近の仕事としては

  1. 共感的な受容性を徳として捉えることで、実践的合理性や反省性を関係的な視点から捉え直す(論文 "The Virtue of Receptivity and Practical Rationality")
  2. 共感知の概念を洗練化し、社会的に拡張された共感知の観点から、病いの文脈における認識的不正義の是正を考察する(論文 "Illness Narratives and Epistemic Injustice: Toward Extended Empathic Knowledge"
  3. 共感に関するシミレーション説を批判し、自他の相互変容を伴う動的で協働的なものとして共感を捉え直す(宮原克典さんとの共同研究、共著論文: "Anchoring Empathy in Receptivity" 以下からpreprint版ダウンロード可➡https://philpapers.org/rec/HAYAEI-3)
  4. 受容性の観点を手がかりに、「相互的な現在」を重視した自由論を構築する(論文「自己実現の自由と不自由――相互性がもたらす現在享受的な自己実現」下記の【論文】からダウンロード可)
  5. 「証言のタイミング」(testimonial timing)という概念を導入することで、共感知、認識的徳/悪徳また認識的不正義をタイミングの観点から考察する。(論文"Empathy, Timeliness, and Virtuous Hearing" 下記の【論文】からダウンロード可)
  6. ケアの倫理や臨床倫理の文脈にタイミングやカイロスの概念を中心的なものとして導入することで、臨床やケアの場面における意思決定支援や人間尊重についてを考察する(論文「意思決定支援の倫理とカイロスの共有――本人の時間感覚に寄り添う」、論文「人間尊重とタイミングの倫理ーーケアの倫理からの新展開」下記の【論文】からダウンロード可、資料「時間と自己実現の哲学する――臨床編」資料「タイミングの倫理と共同意思決定プロセスーー時間感覚のケアから考える」下記の【講演・口頭発表等】からダウンロード可)

 


書籍等出版物

  7

論文

  18

講演・口頭発表等

  33

委員歴

  3

共同研究・競争的資金等の研究課題

  11

社会貢献活動

  12