1992年8月
ビ-グル犬の腸内フロ-ラ--胃腸内フロ-ラの構成に及ぼす加齢の影響〔英文〕
日本獣医学雑誌
- ,
- ,
- ,
- 巻
- 54
- 号
- 4
- 開始ページ
- 703
- 終了ページ
- 706
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 社団法人日本獣医学会
1歳未満および11歳以上の雄ビーグル犬の胃腸内フローラを比較したところ, 胃, 十二指腸, 空腸および回腸内の各フローラの構成に加齢による著しい差は認められなかった. 老犬の盲腸, 結腸および直腸の大腸部位では偏性嫌気性菌および乳酸桿菌の菌数は幼犬のそれらに比べて減少したが, Clostridium Perfringensおよび連鎖球菌は高い菌数で出現していた. また, 老化に伴ってレシチナーゼ陰性Clostridiumの出現率が増加したが, スピロヘータのそれは減少していた. このように, ビーグル犬の加齢による腸内フローラの変動は大腸部位で著しいことが明らかとなった.
- リンク情報
- ID情報
-
- ISSN : 0916-7250
- CiNii Articles ID : 110003915643
- identifiers.cinii_nr_id : 9000005630692
- Web of Science ID : WOS:A1992JK43600015