2020年7月 - 2023年3月
法的判断における「良い議論」とは何か―法学と議論学の協働による接近
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽) 挑戦的研究(萌芽)
本研究は,法的判断において「議論」が果たしている/果たしうる役割について,実定法各分野(公法・私法・訴訟法)の研究者と議論学研究者との学際的協働によって探求し,法学における「良い議論」のあり方を示すことを目的とする。
本年度は2回の研究会を開催した。第1回研究会では、小西卓三氏(昭和女子大学英語コミュニケーション学科長・准教授)に「非形式論理学:歴史・『良い議論』に関する論点・法的判断への含意」にご報告頂き、(1)非形式論理学の歴史の素描、(2)非形式論理学の「良い議論」に関する知見の紹介、(3)推定や立証責任に関する議論研究の知見やクリティカルシンキングの知見を踏まえた法的判断への含意等に関する知見を得た。
第2回研究会では、研究分担者がそれぞれ「法解釈方法論」「議論分析」の観点から素材を持ち寄り、活発な議論を行った。
また、昨年度本科研の研究活動の一環として行った第 6 回議論学国際学術会議の報告の一部を公表した(角松生史/尾下悠希/曽野裕夫/八田卓也「法律事例ディベートの実験-最高裁判例を素材に」ディベートと議論教育」第3巻)。
本年度は2回の研究会を開催した。第1回研究会では、小西卓三氏(昭和女子大学英語コミュニケーション学科長・准教授)に「非形式論理学:歴史・『良い議論』に関する論点・法的判断への含意」にご報告頂き、(1)非形式論理学の歴史の素描、(2)非形式論理学の「良い議論」に関する知見の紹介、(3)推定や立証責任に関する議論研究の知見やクリティカルシンキングの知見を踏まえた法的判断への含意等に関する知見を得た。
第2回研究会では、研究分担者がそれぞれ「法解釈方法論」「議論分析」の観点から素材を持ち寄り、活発な議論を行った。
また、昨年度本科研の研究活動の一環として行った第 6 回議論学国際学術会議の報告の一部を公表した(角松生史/尾下悠希/曽野裕夫/八田卓也「法律事例ディベートの実験-最高裁判例を素材に」ディベートと議論教育」第3巻)。
- ID情報
-
- 課題番号 : 20K20743
- 体系的課題番号 : JP20K20743
この研究課題の成果一覧
絞り込み
論文
10-
法学 86(4・吉原和志名誉教授退職記念号) 102(408)-126(432) 2023年3月 招待有り
-
‘Delivering Justice: A Holistic and Multidisciplinary Approach, Liber Amicorum in Honor of Christopher Hodges’(Xandra Kramer et al. ed., Hart, 2022) 213-225 2022年11月
-
(越山和広=高田昌宏=勅使川原和彦編)本間靖規先生古稀祝賀『手続保障論と現代民事手続法』(信山社) 179-202 2022年8月
-
山野目章夫=佐久間毅=熊谷則一編『マンション判例百選』 62-63 2022年8月
-
法律時報 94(8(1179)) 4-6 2022年7月1日
-
日本コミュニケーション研究 50 91-102 2022年5月 招待有り筆頭著者
-
Zeitschrift für Japanisches Recht (Journal of Japanese Law) (53) 45-69 2022年5月
-
税研 37(5) 28-35 2022年1月 招待有り
-
神戸法学雑誌 71(1) 1-26 2021年9月
-
ジュリスト (1558) 34-39 2021年4月
MISC
3-
ディベートと議論教育 5 23-35 2023年5月
-
消費者法ニュース (135) 3-3 2023年5月
-
東北ローレビュー 11 2-29 2023年3月28日
書籍等出版物
1-
有斐閣 2021年9月
講演・口頭発表等
5-
10th International Society for the Study of Argument Conference 2023年7月7日
-
「法的判断における『良い議論』とは何か」研究会 2023年3月15日 「法的判断における『良い議論』とは何か」研究会
-
第9回ディベート教育国際研究会大会 2023年3月11日
-
ワークショップ「財産権というレトリック・メタファ」 2023年2月11日
-
民事訴訟法研究会(東京大学) 2021年1月13日