共同研究・競争的資金等の研究課題

2020年7月 - 2023年3月

法的判断における「良い議論」とは何か―法学と議論学の協働による接近

日本学術振興会  科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽)  挑戦的研究(萌芽)

課題番号
20K20743
体系的課題番号
JP20K20743
配分額
(総額)
6,370,000円
(直接経費)
4,900,000円
(間接経費)
1,470,000円

本研究は,法的判断において「議論」が果たしている/果たしうる役割について,実定法各分野(公法・私法・訴訟法)の研究者と議論学研究者との学際的協働によって探求し,法学における「良い議論」のあり方を示すことを目的とする。
本年度は2回の研究会を開催した。第1回研究会では、小西卓三氏(昭和女子大学英語コミュニケーション学科長・准教授)に「非形式論理学:歴史・『良い議論』に関する論点・法的判断への含意」にご報告頂き、(1)非形式論理学の歴史の素描、(2)非形式論理学の「良い議論」に関する知見の紹介、(3)推定や立証責任に関する議論研究の知見やクリティカルシンキングの知見を踏まえた法的判断への含意等に関する知見を得た。
第2回研究会では、研究分担者がそれぞれ「法解釈方法論」「議論分析」の観点から素材を持ち寄り、活発な議論を行った。
また、昨年度本科研の研究活動の一環として行った第 6 回議論学国際学術会議の報告の一部を公表した(角松生史/尾下悠希/曽野裕夫/八田卓也「法律事例ディベートの実験-最高裁判例を素材に」ディベートと議論教育」第3巻)。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-20K20743
ID情報
  • 課題番号 : 20K20743
  • 体系的課題番号 : JP20K20743

この研究課題の成果一覧

論文

  10

MISC

  3

書籍等出版物

  1
  • 名津井吉裕, 鶴田滋, 青木哲, 八田卓也 (担当:共著, 範囲:34-49、102-117、198-213、262-277、311-313、362-379、448-462頁(総頁数477頁))
    有斐閣 2021年9月

講演・口頭発表等

  5