2013年4月 - 2017年3月
マルチオミクスによる口腔常在菌と歯周病細菌とのバイオフィルム形成機序の包括的解析
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
本研究では、有力な歯周病細菌であるPorphyromonas gingivalisと代表的な口腔常在菌であるStreptococcus oralisとの相互作用により、両菌のバイオフィルム形成に関連するタンパク質の産生や遺伝子発現がどのように影響を受けるのかをマルチオミクスの手法を用いて解析した。その結果、両菌が相互作用することにより、産生が増加するタンパク質と減少するタンパク質を同定した。さらに、P. gingivalisリンゴ酸脱水素酵素欠損株は、親株と比較してバイオフィルム形成が抑制されたことから、同酵素が両菌のバイオフィルム形成に重要な役割を果たしていることが示された。
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- 課題番号 : 25293426
- 体系的課題番号 : JP25293426