2017年4月 - 2020年3月
発達期脳内GABA変動からみた自閉症モデルマウスの病態解析および早期治療法の探索
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
自閉症を含めた発達障害は脳機能の疾患であるが、詳しい病態は未だ不明である。一方で早期介入により改善できる可能性が多い疾患でもある。本研究ではバルプロ酸(VPA)が脳内GABA抑制システムを変化させ行動に変化をもたらす可能性に着目し、VPA母体投与および、成長期VPA投与の両方の投与法を用いた自閉症モデルマウスの病態解析を行い運動介入による効果を解析した。運動介入により、常同行動の減少、記憶・学習障害の改善がみられたが、活動量には両群で違いはみられなかった。以上の結果から生後VPA投与にも記憶障害、常同行動など脳へ何らかの影響を与えていること、運動により改善される可能性があることが示唆された。
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- 課題番号 : 17K08562
- 体系的課題番号 : JP17K08562