2013年4月 - 2016年3月
価値意識と階層構造の変容にかんする比較社会学的研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
- 課題番号
- 25285148
- 体系的課題番号
- JP25285148
- 担当区分
- 研究分担者
- 配分額
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- (総額)
- 10,270,000円
- (直接経費)
- 7,900,000円
- (間接経費)
- 2,370,000円
1973-2008年の日本の価値意識の変化を、諸外国と比較しながら記述し、その変化の原因を明らかにした。第一に、価値意識の変化の方向性については、少なくとも日本に関しては、いわゆるポストモダン化(価値観の多様化、階級と価値観の関連の減少、近代的価値観の後退)は生じておらず、むしろ近代の深化(私生活志向や自己表出重視の強まり)が生じていた。第二に、このような価値観の変化を、年齢、時代、コーホートの効果に分解して説明した。総じて、通説で言われているほどにはコーホートの効果は大きくなく、大きな価値観の変動が起きる場合にはすべてのコーホートで価値観が変化していることが分かった。
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- ID情報
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- 課題番号 : 25285148
- 体系的課題番号 : JP25285148