講演・口頭発表等

2016年

11教−24−口−27 体育理論の実施状況と実施内容に関する考察

日本体育学会大会予稿集
  • 村瀬 浩二
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  • 梅澤 秋久
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  • 安部 久貴
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  • 小坂 竜也
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  • 三世 拓也

開催年月日
2016年 - 2016年
記述言語
日本語
会議種別
主催者
一般社団法人 日本体育学会

<p> 中学校現場における体育理論の実施状況に関する質問紙を作成し、その実施状況や実施内容を調査・分析を行った。 中学校保健体育科教員67名を対象とした質問紙による調査を実施した。主な調査内容は体育理論の実施状況、各学年の実施内容、体育理論によって得られる学び、体育理論を実施して困ることであった。集計の結果、実施状況について、「単元として実施」31名(46.7%)、「体力テストと併せて実施」12名(17.9%)、「各種目のオリエンテーションとして実施」25名(37.3%)、「その他の形態」7名(10.4%)、「実施していない」8名(11.9%)であった。単元として実施していると回答した教員の割合が最も高く、次いで各種目のオリエンテーションとして実施であった。中学校保健体育授業において体育理論が実践される場合、この2形態のどちらかで行われている場合が大半を占めると考えて良いであろう。学習指導要領解説では単元として実施することを推奨しているが、学校現場での単元としての実践状況は半分以下、回収率を考慮すれば、中学校現場における単元としての実施率は3割以下ということも考えられる。</p>

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.20693/jspehss.67.300_3