共同研究・競争的資金等の研究課題

2020年4月 - 2023年3月

湾岸アラブ諸国における統治と消費に関するジェンダー研究

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
20K12466
体系的課題番号
JP20K12466
配分額
(総額)
4,160,000円
(直接経費)
3,200,000円
(間接経費)
960,000円

本研究は、サウジアラビアを中心とする湾岸アラブ諸国における統治と消費の関連について、ジェンダーの視点から研究することを目的としている。本研究代表者は、女性が主体的に関与する再生産領域のなかでも消費に着目し、女性の消費が女性による起業を促進している現象に着目してきた。本研究期間には、これをさらに発展させて、生権力を掌握する為政者が、女性の購買力に着目し、消費を喚起してきた過程を詳しく検討することを目的としている。
令和2年度までの研究期間を経て、本研究は、湾岸アラブ諸国の産油国の統治について検討する「レンティア国家論」に関連づけてさらに研究することによって、統治と消費との関連を明らかにできることがわかってきた。とくに、レンティア国家論者が論ずる国家資本主義(国家が主導する資本主義)の潮流こそが、国民の消費を喚起していると考えれば、なぜ湾岸アラブ諸国が消費主義社会と化してきたかを容易に理解することができる。
令和3年度は長引くコロナ禍により現地調査が引き続き困難であったが、依頼調査を通じて、現地でのネットワークの維持・強化を図った。また、これまでの本研究は都市部での調査にとどまってきたが、地方での現地調査の可能性を模索し始めたところである。基礎研究では、中東地域に限らずに研究対象を近代と消費の関係から見渡す作業を行なった。さらにサウジアラビアでは家族法(身分関係法)が成立する見込みとなっており、このことが男女、親子など親密圏の関係性に変化をもたらす可能性もある。本研究との関連では、女性のネットワークにも関連すると考えられる。このため家族法についての草案の分析を始めた。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-20K12466
ID情報
  • 課題番号 : 20K12466
  • 体系的課題番号 : JP20K12466

この研究課題の成果一覧

論文

  3

MISC

  1

書籍等出版物

  1

講演・口頭発表等

  4