2014年4月 - 2018年3月
新・複合社会論:湾岸諸国の移民に焦点を当てたエスニック集団間関係の研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A) 基盤研究(A)
石油輸出収入と投資によって急速な経済発展を続ける湾岸諸国(アラブ首長国連邦、オマーン、カタル、クウェート、サウディアラビア、バハレーン)は、今やアメリカ、EUに次ぐ世界第3の移民受け入れ地域となり、その一部では移民人口が国民人口を上回る。しかし湾岸諸国では移民の流入に起因する文化摩擦や移民排斥運動、民族紛争は表面的には発生していない。アジア地域からの出稼ぎは40年以上継続されている「常態」となっている。本研究は、受け入れ国の国民と移民が積極的に社会的関係を築かず、主に経済的関係を構築する湾岸諸国の社会経済システムを「新・複合社会」と概念化して捉え、そのシステムの解明を試みた。
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- 課題番号 : 26257004
- 体系的課題番号 : JP26257004
この研究課題の成果一覧
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書籍等出版物
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岩波書店 2020年12月 (ISBN: 9784000270595)
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Brill 2019年11月 (ISBN: 9789004393363) 査読有り
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Springer Singapore 2019年9月 (ISBN: 9789811368981) 査読有り
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Springer Singapore 2019年9月 (ISBN: 9789811368998) 査読有り
講演・口頭発表等
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岩波叢書「グローバル関係学」シリーズ刊行開始記念Book Launch Series 5 第六巻『移民現象の新展開』を語る 2021年1月29日