2015年4月 - 2018年3月
東南アジア首都圏の開発ガバナンスと国家の役割再編
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
本研究の目的は、グローバル時代、ASEAN時代に経済成長を続ける東南アジアの首都圏の開発ガバナンスを分析することであった。具体的な調査対象となった首都圏は、マニラ、ジャカルタ、クアラルンプール、バンコクである。本研究の焦点の一つは首都圏開発における国家の役割であった。首都圏の土地にまつわる開発においては、政治体制が権威主義的・集権的であれば国家の役割が強く、民主的・分権的であれば国家の役割が弱いというシンプルな図式ではなく、地方政府の持つ権限、首都圏に存在する地方政府の層・数、政府以外のアクター(デベロッパー、王室など)の位置づけの違いが重要な意味を持つことがわかった。
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- 課題番号 : 15H05143
- 体系的課題番号 : JP15H05143