共同研究・競争的資金等の研究課題

2018年4月 - 2021年3月

アジア系「湾岸アラブ諸国型移民二世」のシティズンシップと生存戦略の研究

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)

課題番号
18H00784
体系的課題番号
JP18H00784
配分額
(総額)
16,250,000円
(直接経費)
12,500,000円
(間接経費)
3,750,000円

本年度は以下の3つの研究を行った。第1に、国内において3回研究会を開き、移民とシティズンシップに関する先行研究の整理を行ったうえで、研究分担者がそれぞれこれから行う研究の位置づけを行った。研究会では研究代表者や研究協力者が各々の研究の進捗状況を報告するとともに、必要に応じて、本研究に関連するトピックの専門家を招聘し情報提供やコメントを行ってもらった。
第2に、前年度に引き続き、湾岸アラブ諸国への主要送り出し国の「湾岸アラブ諸国型移民二世」やその家族・関係者へのインタビュー調査や関連する政策に関する資料調査を行った。細田尚美(研究代表者)はフィリピン人の移民、松川恭子(研究分担者)はインド人の移民、渡邉暁子(研究分担者)は国際結婚したフィリピン人の移民、中島悠介(研究分担者)はカタルで大学に通う移民二世を担当した。
第3に、令和2年3月16-17日にカタル大学にて国際ワークショップを開催し、研究代表者と研究協力者(松川恭子、渡邉暁子、中島悠介、ローハン・デズーザ)が報告を行う予定だった。ところが、令和2年3月上旬に新型コロナウィルス感染がカタルでも急速に拡大したため、カタル大学でのワークショップをやむなく中止した。
令和2年度には、カタル大学側と協議し、中止したワークショップに代わり、研究代表者と分担者がカタル大学湾岸研究センター第5回国際学会にてブラッシュアップした本事業の研究成果をオンラインで発表した。この国際学会での発表内容を踏まえて、本事業の研究内容をカタル大学が刊行する英文の学術書として出版することが決まった。
令和3年度には、研究成果の出版に向けて、研究代表者と分担者がそれぞれの研究内容に即した理論の再検討と整理を行った。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-18H00784
ID情報
  • 課題番号 : 18H00784
  • 体系的課題番号 : JP18H00784

この研究課題の成果一覧

MISC

  1

書籍等出版物

  4

講演・口頭発表等

  6