2017年4月 - 2020年3月
宗教と教育 -啓蒙時代の宗教観および自然観を起点に-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
課題①(宗教/自然/教育をめぐる啓蒙時代の思索の解明)に関しては、研究分担者の佐藤が、ルソーにおける「事物の教育」論を現象学の文脈のうちで捉え直すことをとおして、また同じく研究分担者の相澤が、啓蒙的思考をドイツの宗教教育の現状との関わりから再検討することによって、それぞれ、啓蒙時代以降の自然観・宗教観・教育観を思想史的に輪郭づけ、その成果を『プロテウス』第18号に発表した。(なお、相澤は2018年10月にバーデン=ビュルテンベルク州(ドイツ)へ赴き、ゲマインシャフツシューレに関する実地調査を行った。)
課題②(啓蒙時代以降の自然観・宗教観の教育哲学的考察)に関しては、研究代表者である笹田が、啓蒙時代以降の自然観及び宗教観の今日的意義について、カッシーラー、ハイデガー、西田幾多郎らの現代哲学をふまえながら、教育哲学、とりわけ人間形成論の視点から研究することをとおして、また研究分担者の小池が、近代公教育の黎明期における「宗教と教育」の問題について検討することによって、それぞれ、啓蒙時代以降の自然観及び宗教観の教育学的位置づけに携わり、その成果を『プロテウス』第18号に発表した。
課題③(宗教と教育との原―関係をめぐる教育哲学的吟味)に関しては、笹田・相澤・小池の3名が、「道徳の教科化」に伴い公教育における宗教教育の可能性が問われている、との認識に基づき、啓蒙時代と宗教教育の現在との接点を教育哲学的に考察した。さらに、自らの研究成果をそれぞれ『プロテウス』第18号に発表するとともに、笹田が、「啓蒙時代の宗教観と近現代の宗教教育」を課題とする日本ヘルダー学会・シンポジウムを企画し、笹田・相澤・小池が、シンポジストとして上記課題に関する発表を行うことで、「宗教と教育」に対する新たな問題意識を喚起しようとした。
課題②(啓蒙時代以降の自然観・宗教観の教育哲学的考察)に関しては、研究代表者である笹田が、啓蒙時代以降の自然観及び宗教観の今日的意義について、カッシーラー、ハイデガー、西田幾多郎らの現代哲学をふまえながら、教育哲学、とりわけ人間形成論の視点から研究することをとおして、また研究分担者の小池が、近代公教育の黎明期における「宗教と教育」の問題について検討することによって、それぞれ、啓蒙時代以降の自然観及び宗教観の教育学的位置づけに携わり、その成果を『プロテウス』第18号に発表した。
課題③(宗教と教育との原―関係をめぐる教育哲学的吟味)に関しては、笹田・相澤・小池の3名が、「道徳の教科化」に伴い公教育における宗教教育の可能性が問われている、との認識に基づき、啓蒙時代と宗教教育の現在との接点を教育哲学的に考察した。さらに、自らの研究成果をそれぞれ『プロテウス』第18号に発表するとともに、笹田が、「啓蒙時代の宗教観と近現代の宗教教育」を課題とする日本ヘルダー学会・シンポジウムを企画し、笹田・相澤・小池が、シンポジストとして上記課題に関する発表を行うことで、「宗教と教育」に対する新たな問題意識を喚起しようとした。
- ID情報
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- 課題番号 : 17K04522
- 体系的課題番号 : JP17K04522
この研究課題の成果一覧
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論文
7-
プロテウス―自然と形成― (22) 131-153 2023年3月 査読有り
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駒澤大学教育学研究論集 (38) 25-64 2023年1月
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プロテウス―自然と形成― (20) 141-163 2021年3月 査読有り
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プロテウス―自然と形成― (19) 13-30 2020年3月 査読有り
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仙台ゲーテ自然学研究会「プロテウス」 (19) 31-58 2020年3月 査読有り筆頭著者
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科研費報告書。宗教と教育ー啓蒙時代の宗教観および自然観を起点にー(課題番号17K04522 研究協力者) 19-34 2020年3月 査読有り筆頭著者
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仙台ゲーテ自然学研究会「プロテウス」 (18) 67-88 2018年12月 査読有り筆頭著者
書籍等出版物
1-
ミネルヴァ書房 2021年4月 (ISBN: 9784623090457)