上村圭介

J-GLOBALへ         更新日: 18/07/09 09:49
 
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研究者氏名
上村圭介
 
カミムラケイスケ
所属
大東文化大学
部署
外国語学部
職名
教授
学位
修士(文学)(大阪大学), 博士(学術)(慶應義塾大学)

プロフィール

私の研究は、言語、政策、技術という三つの分野に横断的に関わる問題を扱っています。

言語と政策については、言語政策論、特に日本の外国語教育における政策過程や企業内言語教育の問題について扱っています。

技術と政策については、インターネットのトップレベルドメイン名のガバナンスをテーマにしています。特に、インターネットコミュニティの公共的な財である国別トップレベルドメイン名の管理運営体制において考慮されるべき原則は何かを実証データをもとに研究してきました。

技術と政策について過去に扱ったテーマとしては、1997年の通信自由化以降のオーストラリアの電気通信・情報通信政策があります。オーストラリアにおいて行われた通信自由化が、15年の時を経てなぜその対極といえる国営ブロードバンド公社による基盤整備に向かってしまったのか理解することは、日本のブロードバンド政策を考える上でも重要です。

また、技術、政策、言語のすべての分野にまたがるテーマとして、言語的デジタルデバイド解消へ向けた政策的関与のあり方について研究をしています。オープンソースソフトウェアなどの非商用ソフトウェアは、ICTの利用における言語間格差の解消に高い有効性があると考えられがちですが、言語間の内部相互補助が働く商用ソフトウェアの場合には、言語間格差の解消を実現しやすいことなどをこれまでに明らかにしました。

研究分野

 
 

経歴

 
1997年4月
 - 
1998年3月
国際大学 グローバル・コミュニケーション・センター
 
1998年4月
 - 
1999年3月
国際大学 グローバル・コミュニケーション・センター 研究員
 
1999年4月
 - 
2001年3月
国際大学 グローバル・コミュニケーション・センター 研究員(助手)
 
2001年4月
 - 
2004年10月
国際大学 グローバル・コミュニケーション・センター 主任研究員(講師)
 
2004年11月
 - 
2007年3月
国際大学 グローバル・コミュニケーション・センター 主任研究員(助教授)
 
2007年4月
 - 
2011年3月
国際大学 グローバル・コミュニケーション・センター 主任研究員(准教授)
 
2011年4月
 - 
2014年3月
国際大学 グローバル・コミュニケーション・センター 主幹研究員(准教授)
 
2014年4月
 - 
2017年3月
大東文化大学 外国語学部日本語学科 准教授
 
2017年4月
 - 
現在
大東文化大学 外国語学部日本語学科 教授
 

学歴

 
2004年9月
 - 
2007年9月
慶應義塾大学 大学院政策・メディア研究科 
 
1994年4月
 - 
1997年3月
大阪大学 大学院文学研究科 日本学専攻
 
1990年4月
 - 
1994年3月
大阪大学 文学部 日本学科
 

書籍等出版物

 
外国語教育は英語だけでいいのか - グローバル社会は多言語だ!
森住衛; 古石篤子; 杉谷眞佐子; 長谷川由起子 (担当:分担執筆, 範囲:第3章「企業のグローバル人材育成と多言語主義」)
くろしお出版   2016年3月   ISBN:9784874246900
経済活動のグローバル化が言われる中、英語だけが企業に必要な言語であるかのように思われている。しかし、企業と言語の関わりを考える上では、効率的な経営組織のために必要な言語(≒英語)と顧客とのインタフェースに必要な言語(英語を当然含む様ざまな言語)を分けなければならないことを国内外の企業の事例を踏まえて示した。
国際大学グローバル・コミュニケーション・センター (担当:分担執筆, 範囲:第6章「全国ブロードバンド網に反映されるオーストラリアの通信自由化10年のジレンマ」)
エヌティティ出版   2010年12月   ISBN:4757102976
上村 圭介, 庄司 昌彦, 渡辺 俊史, 湯下 秀樹 (担当:共著)
NIKK   2008年8月   ISBN:4902222558
上村 圭介, 原田 泉, 木村 忠正, 庄司 昌彦, 陳 潔華, 土屋 大洋, 山内 康英 (担当:共著)
NTT出版   2007年2月   ISBN:4757102046

論文

 
コーパスから抽出した用例に含まれるノイズへの対応
上村圭介; 髙野愛子
語学教育研究論叢(大東文化大学語学教育研究所)   (35) 239-256   2018年2月   [査読有り]
本稿では現代日本語書き言葉均衡コーパス(BCCWJ)から抽出した順接接続詞の用例に対する全件チェックの結果をもとに、抽出ノイズが分析結果に及ぼす影響を検討した。対象接続詞別に抽出結果の適合率と再現率を明らかにし、接続詞によっては形態素情報を利用した抽出条件では見逃してしまう用例が多数含まれることが分かった。さらに、接続詞別の出現頻度は抽出ノイズの前後で同等性が棄却されること、および対応分析の次元得点を利用したクラスター解析の結果に異同が生じることを確認した。本稿の分析から、コーパスから得ら...
レジスター別出現頻度に基づく順接接続詞の文体差の評価 ー現代日本語書き言葉均衡コーパス(BCCWJ)の用例分析からー
高野愛子; 上村圭介
語学教育研究論叢   34 273-293   2017年2月   [査読有り]
「だから」「したがって」等の順接接続詞の意味は、これまでフォーマルさや丁寧さといった文体的特徴によって定義されてきた。しかし、文体的特徴が実際の文章でどのように現れるかは明確でない。その結果接続詞の定義は曖昧にならざるをえず、場合によっては誤用を招くものとなっていた。本研究では、定義によって接続詞の違いを示すのではなく、レジスター別の出現頻度に基づく使用パターンを通して、実際の文章において用いるべき接続詞の選択基準を示すことを試みた。現代日本語書き言葉均衡コーパス(BCCWJ)から抽出した...
Keisuke Kamimura
GigaNet: Global Internet Governance Academic Network, Annual Symposium 2016      2017年2月
This study is an attempt to estimate the essentiality of the new generic top-level domains, which were newly introduced to the domain name system according to ICANN's New gTLD Program, and to draw implications on Internet policy for both national ...
gTLD空間拡張のドメイン名政策上の意味
上村圭介
情報社会学会誌   11(1) 17-28   2016年7月   [査読有り]
This article attempts to provide a quantitative analysis in order to estimate the essentiality of the new generic top-level domains (gTLDs), which were newly introduced to the domain name system of the Internet according to the New gTLD Program of...
ドメイン名の管理における公共性の課題:多言語・地理的名称トップレベルドメイン名の登録料と登録数の分析から
上村圭介
外国語学会誌(大東文化大学外国語学会)   (45) 117-129   2016年3月
インターネットのドメイン名の管理は公共性の原則に基づいて行われている。しかし、近年新設された地理的名称トップレベルドメイン名では、公共性をどのような形で実現すべきか明らかではない。本稿では、地理的名称および非地理的名称トップレベルドメイン名の登録実態について重回帰分析を行った。その結果、前者は後者に比べて不可欠性が高く、登録料が高くても利用される傾向があり、地理的名称トップレベルドメイン名の管理においては、このような特徴に配慮することが求められることを示した。
文書分類における分析単位の問題:日本語語彙論と情報処理の接点を探る
上村圭介
水門   (26) 92-100   2015年10月
英語以外の外国語教育をめぐる政策過程:中央教育審議会外国語専門部会の審議の分析から
上村圭介
言語政策   (10) 73-94   2014年3月   [査読有り]
本稿では、2008年および2009年にかけて実施された第8次学習指導要領改訂における外国語教育に関する政策過程の分析を行った。その結果、英語以外の外国語教育については審議の中で一定の考慮はされたものの、具体的な政策課題としての創発を促し、政策の具体化に必要な情報と知識の供給が不足していたことから、要望のレベルを超えることができなかったことを明らかにした。
サムスン電子「地域専門家制度」に見る企業の多言語主義戦略
上村圭介; 李中淳
社会言語学   (13) 43-58   2013年11月   [査読有り]
ソフトウェアのローカライゼーションにおける言語間格差
上村圭介
ことばと社会   (15) 86-112   2013年10月   [査読有り]
国別トップレベルドメイン名の利用促進要因の推定と統治体制の特徴抽出
上村圭介
情報社会学会誌   7(2) 23-40   2013年3月   [査読有り]
国別トップレベルドメイン名 (ccTLD) の利用実態とそのガバナンスの課題
上村圭介; 三上喜貴
情報社会学会誌   6(1) 49-57   2011年6月   [査読有り]
Sociolinguistic evaluation of linguistic diversity by software localization
上村圭介
The Journal of Three Dimensional Images   23(2) 83-88   2009年7月
情報社会のコードと言語の多様性:ソフトウェアの多言語化に働く政治的力学
上村圭介
情報社会学会誌   3(2) 127-138   2009年3月   [査読有り]
上村 圭介
実践女子大学人間社会学部紀要   4 157-176   2008年4月
情報社会の言語的多様性と多言語主義: 言語的デジタル・デバイドの解決に向けて
上村圭介
KEIO SFC JOURNAL   5(1) 4-23   2006年9月   [査読有り]
上村 圭介
情報の科学と技術   56(6) 272-276   2006年6月
デジタル技術とデジタル・ネットワークの普及は,クリエイティブ・ユーザーと呼ばれる新しいコンテンツの作り手を生み出した。従来の著作権制度の枠では,このような作り手によるコンテンツの創作活動のニーズに十分応えることができないため,「クリエイティブ・コモンズ」と呼ばれる著作権の運用が提案されている。本稿では,クリエイティブ・コモンズの目的と考え方,コンテンツの自由な共有を事実上実現するための仕組みについて論じた上で,クリエイティブ・ユーザーの時代にふさわしい著作権制度を考える上で,クリエイティブ...
山内 康英, 小町 祐史, 松下 周二, 長村 玄, 大久保 彰徳, 上村 圭介
メディア・コミュニケーション : 慶応義塾大学メディア・コミュニケーション研究所紀要   51 34-41   2001年3月
上村 圭介
GLOCOM review   5(3) 1-18   2000年3月
上村 圭介
GLOCOM review   4(12) 1-12   1999年12月
上村 圭介
GLOCOM review   4(11) 1-10   1999年11月
上村 圭介
情報の科学と技術   49(1) 23-27   1999年1月
国際大学グローバル・コミュニケーション・センターでは, WWWリソースのインターネット・ディレクトリであるOReL(Online Resource Locator)をWWW上で構築・運用している。このディレクトリは, 良質は情報へのアクセスを提供するため, 学術目的の論文などのWWW上に散在するリソースを見つけ出し, そのリソースについてのメタデータを, Dublin Coreに基づいてデータベース化している。OReLでは, メタデータとデータ本体の参照を, オリジナルのデータの著者や管理...
上村 圭介
大阪大学日本学報   16 69-79   1997年3月

Misc

 
少数言語は復権するか――ソーシャルメディアへの期待
上村圭介
アステイオン   (82) 91-100   2015年5月   [依頼有り]

講演・口頭発表等

 
「社内公用語としての英語をめぐって: 外資系企業における言語管理プロセス」へのコメント
上村圭介
言語管理研究会「言語政策と言語管理」部会   2017年12月9日   
リアルタイム翻訳技術による情報保障の可能性と課題
上村圭介
第18回情報保障研究会   2017年3月25日   
Keisuke Kamimura
GigaNet 11th Annual Symposium   2016年12月5日   

委員歴

 
2015年4月
 - 
現在
日本言語政策学会  理事
 
2015年4月
 - 
現在
Osaka Domain Advisory Committee
 
2013年10月
 - 
2015年1月
情報通信審議会  専門委員
 
2010年4月
 - 
2013年3月
財団法人国際情報化協力センター  評議員
 
2008年
 - 
2009年
World Summit Award  National Expert for Japan
 

受賞

 
2008年10月
社団法人情報処理学会・情報規格調査会 国際規格開発賞の受賞(ISO/IEC 24754:2008の発行に際して)
 

競争的資金等の研究課題

 
ドメイン名の多様化によるインターネットガバナンスの変容の評価分析
日本学術振興会: 科学研究費補助金
研究期間: 2016年4月 - 2019年3月    代表者: 上村圭介
Webリンク解析によるインターネット空間のオープン性評価手法
日本学術振興会: 科学研究費補助金
研究期間: 2012年4月 - 2015年3月    代表者: 中平 勝子
カントリードメインの脆弱性監視と対策
科学技術振興機構: 社会技術研究プログラム(RISTEX)
研究期間: 2007年10月 - 2011年3月    代表者: 三上喜貴
カントリー・ドメイン・ガバナンスの実態をccTLDを単位として多面的に評価できる指標としての”CDG Maturity Index”の開発および望ましいカントリー・ドメイン・ガバナンスのための具体的な諸原則を文書化した”Model ccTLD Charter”の開発
日英の著作権制度とクリエイティブ・コモンズ・ライセンスの運用に関する研究
日本学術振興会二国間交流事業(共同研究)
研究期間: 2005年5月 - 2006年2月    代表者: 上村圭介
日本およびイギリスにおけるCCライセンスの受容と活用の状況についての調査・分析に基づき、インターネット時代に相応しいコンテンツの創作・利用のための法的環境を検討した。