論文

2002年3月

中世初期トスカーナ地方南部の領主支配と社会構造(博士論文)

  • 西村 善矢

記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
名古屋大学大学院文学研究科

博士(歴史学)学位論文 中世初期西欧の封建社会論や領主制論では,北西ヨーロッパのモデルを準拠枠としてイタリアにおける封建社会や領主制のあり方を説明するのが一般的である。筆者は,領主から農民まであらゆる社会層に属する自由人が文書を利用して契約関係をとり結ぶといった,アルプス以北とは異なる独自の人的結合の設定様式を共有していたとする立場にたって,イタリアに固有な領主制の展開過程の解明に取り組んだ。3章構成をとる本論のうち1章,2章は上記論文1,2を練り上げたものである。

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