講演・口頭発表等

招待有り 国際会議
2019年11月17日

経証としての中国偽経―日本における『清浄法行経』の受容と展開―

中国古文献の投影と展開―日本古典文学研究の新地平―
  • 鈴木 英之

記述言語
日本語
会議種別
口頭発表(招待・特別)
主催者
主催:中国人民大学日本人文社会科学研究中心・中国人民大学外国語学院日語系 共催:名古屋大学最先端国際研究ユニット「文化遺産と交流史のアジア共創研究」・名古 屋大学人類文化遺産テクスト学研究センター
開催地
中国 北京:中国人民大学明德国際楼501 会議室

『清浄法行経』は、六朝末期(6c)の成立と推測される中国撰述経典(偽経)で、釈迦仏が老子から教えを受けた(道教が仏教より優れている)と主張する『老子化胡経』に対抗して作成されたもの。「本地垂迹説」と同様の論理を持つことに特色がある(「三聖派遣説」)。中国・日本の仏書を中心に多数引用され、日本では、夙に天平二十年(748)に伝来していたことが正倉院文書から知られる。佚書とされていたが、名古屋にある七寺において残闕(首欠)が発見され、全貌を知ることができるようになった。本発表では、経証としての清浄法行経の位置付けに着目し、その特色について論じる。