共同研究・競争的資金等の研究課題

2014年4月 - 2017年3月

ニコチンのEGFR発現促進作用が口腔癌のリンパ節転移に果たす役割

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
26463004
体系的課題番号
JP26463004
配分額
(総額)
4,810,000円
(直接経費)
3,700,000円
(間接経費)
1,110,000円

タバコの主要成分ニコチンは,喫煙により肺胞や口腔粘膜から吸収され,血中に移行する.血中のニコチンは中枢神経系のニコチン性アセチルコリン受容体(nAChR)に作用し,タバコの依存性に関与する.最近,ニコチンが乳癌細胞において上皮成長因子受容体(EGFR)を介して増殖・浸潤を促進している可能性があることが報告された.しかしニコチンが口腔癌に与える影響は不明である.そこで,ニコチンが口腔癌細胞のEGFRリン酸化とリンパ節転移に与える影響を検討した.ニコチンはnAChRを介してEGFRのリン酸化と核内移行を惹起し,口腔癌細胞のリンパ節転移を促進していた。

リンク情報
Kaken Url
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-26463004/26463004seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-26463004
ID情報
  • 課題番号 : 26463004
  • 体系的課題番号 : JP26463004