2017年4月 - 2020年3月
日韓両国における朝鮮人特攻隊員の受容と記憶に関する比較研究
日本学術振興会 基盤研究(C) 基盤研究(C)
- 課題番号
- 17K03152
- 体系的課題番号
- JP17K03152
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 4,550,000円
- (直接経費)
- 4,550,000円
- (間接経費)
- 0円
- 資金種別
- その他
本研究は、日韓両国における朝鮮人特攻隊員の成立・誕生、発見と「記憶」を明らかにするとともに、彼らに対する認識が戦前から現在までどのような変容したのかを明らかにした。 戦時中「軍神」として讃えられた朝鮮人特攻隊員は、植民地解放を契機に歴史の汚点と見なされ、歴史の記憶から抹消された。1980年代から日本における慰霊碑建立、韓国における映画『ホタル』上映、そして朝鮮人特攻隊員「帰郷祈念碑」建立をめぐる一連の出来事では、日韓双方の歴史認識に対する歩み寄りの限界が明らかとなった。だが、日韓社会の社会的な成熟と共に、朝鮮人特攻隊員の位置付けを総合的に判断し、客観的に捉え直す動きは最近確実に見られている。
- ID情報
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- 課題番号 : 17K03152
- 体系的課題番号 : JP17K03152