2017年4月 - 2020年3月
冠動脈狭窄と可溶性グアニル酸シクラーゼヘム鉄の酸化還元状態
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B)
冠動脈における可溶性グアニル酸シクラーゼ (sGC) ヘム鉄の酸化還元状態が狭窄の進行に伴い変化するのかについて、病理学的、生化学的ならびに生理学的手法を駆使して評価した。その結果、sGC ヘム鉄の酸化還元状態は狭窄が生じる以前に変化することが明らかとなった。したがって、狭窄を起こす危険性がある冠動脈では、還元型 sGC を刺激する一酸化窒素 (NO) 供与剤よりも酸化型/アポ sGC を刺激する sGC 活性化剤の方が有用であると考えられる。
- ID情報
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- 課題番号 : 17K15579
- 体系的課題番号 : JP17K15579