末木新

J-GLOBALへ         更新日: 19/02/08 23:14
 
アバター
研究者氏名
末木新
 
スエキハジメ
eメール
h_suekiwako.ac.jp
URL
https://scholar.google.com/citations?user=3AXnOB8AAAAJ&hl
所属
和光大学
部署
現代人間学部 心理教育学科
職名
准教授
学位
博士(教育学)(東京大学)
科研費研究者番号
80637439
ORCID ID
0000-0002-0316-1710

プロフィール

 自殺や自殺予防に関する研究を専門としています。研究は主に二つの柱から成り立っています。
 一つ目は、自殺予防におけるインターネット関連技術の活用です。関連する実践として、NPO法人OVAの行っている「夜回り2.0」という検索連動型広告を用いた自殺の危機介入に関わっています。ここでは、動機づけ面接を用いた危機介入を行っています。こうした研究/実践を通じて、より良い危機介入のあり方を模索しています。
 二つ目は、自殺予防に関する態度・選好・価値観(自殺予防推進に関する税金/寄付金の支払意思、自殺予防戦略への選好)やそれらの変容方法の研究です。多くの人は(というよりは、自殺のリスクが高い人ほど)自殺リスクの低減に投資をしたがらないのですが、さてどうしたものか?と考えながら研究をしています。こうした研究を通じて、より良い啓発活動のあり方を模索しています。

 著書(単著)に『自殺対策の新しい形』(2019, ナカニシヤ出版)、『インターネットは自殺を防げるか』(2013, 東大出版会, 電気通信普及財団賞受賞)などがあります。臨床心理学の実践では学生相談に縁があり、『大学生のためのメンタルヘルスガイド』(2016, 分担執筆)、『学生相談必携GUIDEBOOK』(2012, 分担執筆)、『学生支援の新しいかたち』(2011, 分担執筆)などの著書があります。

 所属する大学では、臨床心理学関連の授業に加え自殺に関する授業(自殺学)を担当しています。授業資料は、slideshare(https://www.slideshare.net/Hajime_SUEKI)をご参照下さい。論文のダウンロードはresearchgate(https://www.researchgate.net/profile/Hajime_Sueki)の方が充実しておりますので、そちらでどうぞ。余談ですが、趣味で高校野球に関するセイバーメトリクス的研究もぼちぼちやってます。

 御用のある方はお気軽にメールにてご連絡ください。

研究分野

 
 

経歴

 
2017年4月
 - 
現在
和光大学学生相談センター センター長
 
2016年4月
 - 
現在
和光大学現代人間学部 心理教育学科 准教授
 
2013年4月
 - 
現在
和光大学大学院社会文化総合研究科 発達・教育臨床論コース 担当教員
 
2012年4月
 - 
2016年3月
和光大学現代人間学部 心理教育学科 講師
 

学歴

 
2009年4月
 - 
2012年3月
東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コース博士課程  
 
2007年4月
 - 
2009年3月
東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コース修士課程  
 
2005年4月
 - 
2007年3月
東京大学教育学部教育心理学コース  
 
2003年4月
 - 
2005年3月
東京大学教養学部文科三類  
 

委員歴

 
2014年
 - 
現在
金剛出版「臨床心理学」誌  査読委員
 
2013年
 - 
2014年
日本心理臨床学会  学会総合検討委員会・自殺対策部会 委員
 

受賞

 
2016年3月
電気通信普及財団賞テレコム社会科学賞
 
2011年4月
臨床心理学論文賞(金剛出版)
 

論文

 
Sueki H
Psychology, Health & Medicine      2018年   [査読有り]
Previous studies have shown that high income was associated with low risk of death by suicide; however, the extent to which household income reduces suicidal ideation remains unclear. We performed a survey to examine the relationship between annua...
末木 新
体育学研究      2018年   [査読有り]
In high school baseball games, choosing when to bat influences the likelihood of winning, teams batting second having a significantly higher winning percentage. Three hypotheses can be considered for explaining this trend: the weaker school choose...
Sueki H
Psychology, Health & Medicine   23(9) 1046-1053   2018年   [査読有り]
In Japan, implementation of suicide prevention policies is mainly supported by public funds. However, it is unclear what kinds of suicide prevention strategies people prefer. We conducted a survey to clarify people’s preferences regarding suicide ...
Sueki H
Psychology, Health & Medicine   23(5) 532-540   2018年   [査読有り]
Many individuals show negative attitudes toward the use of taxes for suicide prevention. Activities that enhance knowledge and awareness of suicide and suicide prevention may increase willingness to pay (WTP) for suicide prevention. WTP is the amo...
末木 新
体育の科学   68(5) 381-385   2018年   [査読有り]
Sueki H, et al.
Crisis   39(3) 197-204   2018年   [査読有り]
Background: Gatekeeper training is an effective suicide prevention strategy. However, the appropriate targets of online gatekeeping have not yet been clarified. Aim: We examined the association between the outcomes of online gatekeeping using the ...
末木 新
体育学研究   62(1) 289-295   2017年   [査読有り]
Baseball is a thriving sport in Japanese high schools. However, there have been demands to shorten the instructional time for school extracurricular activities, resulting in a need to increase the effectiveness of such instruction. The present stu...
末木新
こころの健康   32(2) 48-54   2017年   [査読有り]
本研究では,日本語で利用可能な自殺念慮の強さを測定する尺度の1つである自殺念慮尺度の信頼性と妥当性の再検証を行った。インターネット登録モニターに対する3カ月間隔の二波のパネル調査の結果,20~30代の850名のデータが得られた。分析の結果,自殺念慮尺度は1因子構造をとり構造的妥当性を有すると判断することが可能であること,3カ月後の測定と正の相関(r= 0.69, P< 0.001) を示すことが新たに確認された。先行研究と同様,十分な内的一貫性を有すること(Cronbach's α = 0...
Sueki H
Psychology, Health & Medicine   22(9) 1072-1081   2017年   [査読有り]
There are gaps in our knowledge of the role attitudes toward suicide play in determining people’s willingness to participate (WTP) for suicide prevention. We conducted a large nationwide cross-sectional study with the aim of clarifying the relatio...
末木 新
自殺予防と危機介入   37(2) 35-41   2017年   [査読有り]
自殺対策の実施は公的資金に頼るところが大きいが、対策に対する税金の投入については、否定的な意識を持つ者が少なくない。そこで本研究では、自殺対策を不必要だと考えている者の特徴について探索的な検討を行った。調査はインターネット調査会社を介して、20歳以上の調査会社の登録モニターに対して実施された。2530名のデータを分析したところ、自殺対策への支払意思額の決定に関わる動機として「自殺対策は必要ないから」と回答した者(自殺対策を必要ないと考える者)は214名(8.5%)であった。ロジスティック回...

Misc

 
古川 萌, 末木 新
和光大学学生相談センター紀要   1 43-53   2018年10月
本研究は大学進学に至るプロセスとその後の取得単位数の関連について検討した。大学進学のプロセスと志向性を把握するアンケートを大学生161名(女性85名)に実施した。統計分析では、デモグラフィック項目及び大学進学に至る要因を独立変数、取得単位数と理想取得単位数との差分を従属変数とした重回帰分析(ステップワイズ法)を行った。その結果、17項目の変数が取得単位数と理想取得単位数との差分に関わることが示唆された。17項目は、①大学進学への具体的な目標の有無、②所属学科で取得できる卒後につながる資格の...
伊藤 次郎, 末木 新, 他
自殺総合対策研究   1(1) 48-58   2018年9月
近年、若年層の自殺を防ぐためにオンラインの相談体制を整える動きが活発化し、ICT を用いた自殺予防対策の実施は急務となっている。本研究では、ICT を用いた自殺対策の 1 つとしてインターネット・ゲートキーパーを取り挙げ、2 つの研究を実施した。
【研究 1】自殺関連用語を利用した検索連動型広告の自殺誘発性を評価し、広告を出稿するためのガイドライン案を作成することを目的とした研究を実施した。「死にたい」「自殺 方法」など 13 の自殺関連用語を用いて全国から検索連動型広告を収集し、52 種...
末木 新, 他
日本精神科病院協会雑誌   37(6) 573-577   2018年6月   [依頼有り]

書籍等出版物

 
水野治久(監) (担当:分担執筆, 範囲:P111–119)
金子書房   2017年3月   ISBN:4760821740
松本俊彦 (担当:分担執筆, 範囲:P15–25)
大月書店   2016年7月   ISBN:4272412353
末木 新
デザインエッグ社   2013年8月   ISBN:4907117701

競争的資金等の研究課題

 
文部科学省: 科学研究費補助金(若手研究)
研究期間: 2018年 - 2021年    代表者: 末木 新
自殺総合対策推進センター: 革新的自殺研究推進プログラム
研究期間: 2017年 - 2019年    代表者: 伊藤 次郎
電気通信普及財団: 研究調査助成
研究期間: 2016年 - 2017年    代表者: 末木 新
自殺ハイリスク者の援助希求行動の促進要因の検討
和光大学総合文化研究所: 研究所プロジェクト
研究期間: 2015年 - 2016年    代表者: 末木 新
文部科学省: 科学研究費補助金(若手研究(B))
研究期間: 2014年 - 2016年    代表者: 末木 新