海野 聡

J-GLOBALへ         更新日: 19/01/16 15:09
 
アバター
研究者氏名
海野 聡
 
ウンノ サトシ
URL
http://www.history.arch.t.u-tokyo.ac.jp/unno/index.html
所属
東京大学大学院
部署
工学系研究科建築学専攻
職名
准教授
学位
修士(工学)(東京大学), 学士(工学)(東京大学), 博士(工学)(東京大学)
科研費研究者番号
00568157

研究分野

 
 

経歴

 
2018年10月
 - 
現在
東京大学大学院 工学系研究科建築学専攻 准教授
 
2014年4月
 - 
2015年3月
奈良県教育委員会文化財保存事務所(併任) 薬師寺出張所 実務研修員
 
2009年4月
 - 
2009年8月
日本学術振興会特別研究員DC(2009.4.~2009.8.)
 
2009年8月
 - 
2018年10月
独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所研究員(2009.8.~)
 

学歴

 
 
 - 
2009年
東京大学 工学系研究科 建築学専攻博士課程
 
 
 - 
2008年
東京大学 工学系研究科 建築学専攻修士課程
 
 
 - 
2006年
東京大学 工学部 建築学科
 

委員歴

 
2018年5月
 - 
現在
日本建築学会  建築に帰るオリジナルの価値に関する〔若手奨励〕特別研究委員会
 
2017年5月
 - 
現在
日本建築学会  日本建築史小委員会
 
2016年4月
 - 
現在
関市教育委員会  弥勒寺官衙遺跡群保存整備検討委員会
 
2014年10月
 - 
現在
日本イコモス委員会  イコモス委員会
 
2015年12月
 - 
2016年12月
日本建築学会  アジア建築交流委員会
 

受賞

 
2017年11月
古代歴史文化普及協議会 第5回古代歴史文化賞優秀作品賞 『古建築を復元する 過去と現在の架け橋』
 
2015年6月
前田記念工学振興財団 山田一宇賞(年間優秀博士論文賞) 奈良時代の造営体制と建築
 
2013年4月
公益財団法人 花王芸術・科学財団 第7回美術に関する研究奨励賞
 
2011年
日本建築学会奨励賞
 
2006年
第17回日本建築学会優秀卒業論文賞
 

論文

 
地方官衙政庁域の建築の格式と荘厳―国庁・郡庁正殿・国分寺金堂の比較から―
海野 聡
地方官衙政庁域の変遷と特質      2018年12月   [査読有り][招待有り]
法隆寺の諸建築にみるメンテナンスの歴史的検討 ―建築のメンテナンスに関する歴史的研究その1―
海野 聡
『日本建築学会学術講演梗概集』      2018年9月
法隆寺において、前近代に行われた修理技術について整理し、その特質について言及した。
中山瓦窯の調査―第586次
海野 聡
奈文研紀要2018      2018年6月
平城第586次調査として行った中山瓦窯の発掘調査の成果を報告した。
ブータン王国の伝統民家の調査手法と改造変遷
海野 聡
奈文研紀要2018      2018年6月
科学研究費研究のブータンの建造物調査において行っている調査方法について、概要を述べた。
古代日本における建築の認識と評価について
海野 聡
『建築の歴史・様式・社会』      2018年1月   [査読有り][招待有り]
古代において、建築がどのように言語で表現され、どこに着目していたかについて言及した。
遺構からみた郡庁の建築的特徴と空間的特質
海野 聡
『郡庁域の空間構成』      2017年12月   [査読有り][招待有り]
遺構からみた郡庁の建築的特徴と空間的特質として、正殿の有無や脇殿との関係、廂の有無などの建築的な特徴から郡庁について言及した。
古代日本の瓦塔・瓦堂にみる建物の認識 ―建物の認識・評価に関する歴史的研究その2―
海野 聡
『日本建築学会学術講演梗概集』      2017年9月
出土した古代の瓦塔・瓦堂の建築表現を分析し、古代において建築のどの部位に着目していたかについ言及した。
現代の町並みにみえる江戸・明治の都市計画―鳥取県若桜町若桜宿の調査から―
海野 聡
奈文研紀要2016   2016 50-51   2016年6月
鳥取県若桜町若桜における伝統的建造物群保存対策調査において明らかとなった事象について報告した。具体的には、若桜の町並みが、近世初頭の城下町の地割・水系をもとに、宿場町としての形成、明治大火後の住民による都市計画という経緯を経て生み出されたことを明らかにした。
平城宮北方遺跡の調査―第548次―
海野 聡
奈文研紀要2016   2016 180-181   2016年6月
平城宮北方における調査を行った調査報告で、掘立柱建物を検出しており、その建築的特徴を述べた。
日本からみた韓半島の古代寺院金堂
箱崎和久・鈴木智大・海野聡
日韓文化財論集Ⅲ   (3) 239-287   2016年3月
日韓の金堂の発掘遺構の整理と発掘遺構をもとにした日韓の建築的な共通点や差異を明らかにした。
法隆寺を「生かす」不断の努力
海野 聡
Re   42-45   2016年   [招待有り]
法隆寺の解体修理によって明らかになってきた修理履歴の紹介と、維持管理に不断の努力が必要であり、現在も修理技術者の手で、後世に建物を残す努力が行われていることを述べた。
海野 聡
日本建築学会計画系論文集   80(713) 1645-1652   2015年7月   [査読有り]
奈良時代における新規造営に加え、修理という概念が公的にいつ成立したか、またそのための組織的な体制がいつ、どのようにして形成されたかについて明らかにした。
古代建築のイメージの限界
海野 聡
奈文研紀要2015   2015 28-29   2015年6月
楼閣山水図や法華堂根本曼荼羅などに描かれた建物、中国の墳墓壁画などに描かれた建物など、8世紀を中心とする古代の描写を通して、当時の人々の建築に対するイメージと、現存建築にはない形式の描写から、現存建築にのみ頼った建築的思考の限界について言及した。
海野 聡
日本建築学会計画系論文集   (705) 2527-2534   2014年11月   [査読有り]
これまで新造に重点が置かれていたため、十分に検討されてこなかった建物の維持管理について検討し、その法的な既定の変遷を明らかとした。
平城宮における憧旗の遺構の発見一奈良県奈良市平城宮跡-
海野 聡
古代文化   66(2) 142-144   2014年9月   [査読有り][招待有り]
平城宮の西宮(奈良時代後半)において、正月儀礼に用いられたと考えられる幢旗の遺構を検出した発掘調査の報告と、その遺構の特徴が絵画史料や文献史料の記載に合致し、幢旗の遺構と推察される根拠を提示した。
古代建築の組物・架構・天井にみる「見せる」要素と「隠す」要素―第一次大極殿院の復元研究12―
海野 聡
奈文研紀要2014   1-3   2014年6月
古代建築の天井・屋根架構・天井を通して、意匠的に見せる要素と隠す要素を検討し、三者に密接な関連性があることを指摘した。
鞠智城の遺構の特徴と特殊性 ―建物の基礎構造と貯木場を中心に―
海野 聡
鞠智城跡Ⅱ-論考編1-   47-67   2014年3月   [招待有り]
鞠智城跡の遺構の特徴を礎石と掘立柱という観点から検討し、また木材の加工・運搬について言及した。
奈良時代の造営体制と建築
海野 聡
東京大学      2013年11月   [査読有り]
奈良時代における造営体制の解明と個別の技術について言及した。
海野 聡
日本建築学会計画系論文集   (692)    2013年10月   [査読有り]
古代日本における倉庫建築の屋根架構について検討し、振隅・隅二組物に密接な関係があること、また総長による設計の規格がみられることを明らかとした。
都城の形成と井戸
海野 聡・小田裕樹
続・井戸再考―古墳・飛鳥時代の井戸―      2013年9月   [招待有り]
出土した井戸枠を検討し、その形式分類・設計・技術・再利用について明らかとした。
比叡山延暦寺の近世・近代 における伽藍の新陳代謝
海野 聡
奈文研紀要2013      2013年6月
比叡山延暦寺の近世・近代 における伽藍の新陳代謝として、どのように伽藍の建物が建て替えられ、再整備されたかについて、三塔・坂本の諸堂宇を対象に述べた。
建築部材を転用した井戸部材の調査―第486次調査から―
海野 聡
奈文研紀要2013   216-217   2013年6月
平城京朱雀大路緑地から出土した井戸枠を調査し、建築部材の転用であることを明らかとした。また墨線など、技術に関わる言及を行った。
内山永久寺の扁額
海野 聡・鈴木智大
奈文研紀要2013   13-15   2013年6月
内山永久寺のものとみられる扁額について、その意匠・彩色の面から検討し、時代性の検討を行った。
古代日本における倉庫建築の屋根構造 ― 妻梁・振隅・組物 ―
海野 聡
2012年度日本建築学会関東支部研究報告集?      2013年3月
古代日本の倉庫建築のなかでも、校倉に着目し、振隅という技法が校倉に限定的に用いられていること、隅二組物との関係性が非常に高いことを論じた。また倉庫建築は内部に柱を置かないため、母屋桁を支持する為に妻梁を用いている。この妻梁の数と母屋桁のバランスに関係性があることを論じた。
古代における裳階の類型化と二重金堂の変遷に関する試論
海野 聡
佛教藝術   (327) 75-97   2013年3月   [査読有り]
裳階と二重の金堂について検討し、発掘遺構や後世の裳階付きの建物を参考とし、裳階柱の形状、裳階柱間から裳階空間の変遷を考察した。現存遺構がないため、実証は困難だが、7世紀の金堂から興福寺中金堂、東大寺大仏殿、東寺金堂と続く二重金堂に対し、一つの視点を提示した。
東大寺創建大仏殿に関する復原私案 ―組物・裳階と構造補強―
海野 聡
文化財論叢?   797-824   2012年10月
これまでの東大寺大仏殿の復元案や文献・絵画資料を再検討し、前提条件の明示とそれに基づく復原という過程を示すことを目的とし、文献記載の寸法を最大限、尊重して復原を試みた。再生した図面自体は正面の納まりが悪く、屋根勾配などにも疑問は残り、文献の寸法通りに考えると、実現困難であることが改めて浮き彫りとなってきた。
平城京左京三条一坊一坪の調査-第486次-
海野 聡他
奈文研紀要2012   190-204   2012年6月
平城京左京三条一坊一坪の発掘調査の遺構について、報告を行った。掘立柱の深さの違いや雨落ち溝と軒の出の関係から、礎石・掘立柱併用建物の可能性を指摘した。
比叡山延暦寺の建造物にみる意匠の特殊性と古材利用
海野 聡
奈文研紀要2012   36-37   2012年6月
比叡山ではいくつかの指定文化財を除き、近世・近代における延暦寺の建物の実態はベールに包まれていたが、虹梁絵様に代表される意匠の先進性と古材利用という特徴について、記述した。
古代の倉庫建築の規格に関する試論
海野 聡
2011年度関東支部審査付き研究報告   7 169-172   2012年6月   [査読有り]
奈良時代において、倉庫建築は律令制度の根幹を支える重要な建物であった。現存する倉庫建築の柱間から設計の規格性を発見し、柱間ではなく、総長による設計であることを明らかとした。総長設計とした理由には?上部構造と下部構造が分離しているため、隅以外の柱位置が上部構造に大きな影響を与えない?校倉造という構造上、校木の長さが規模を決めるうえで重要であった、という2点があげられた。また上神主・茂原遺跡を対象に、郡衙正倉の規格性を検討した結果、同一の郡衙内であっても規格は見出しがたいこと、正倉の平面規模は...
古代日本における裳階の構法の変遷
海野 聡
2011年度日本建築学会関東支部研究報告集?   689-692   2012年3月
古代の裳階付建物の現存遺構は非常に少ないが、裳階の垂木尻の支持方法の変遷に着目して検討した。その結果、A挿肘木と台輪を用いる方法、B長押状の部材によって垂木尻を支持する方法、C台輪によって垂木尻を支持する方法、D禅宗様の支持方法の4通りがあり、時代の流れとともに構法は変化していった様子を明らかとした。飛鳥時代には、裳階は主屋とは構造的に大きな関係が無かったが、8世紀から禅宗様が導入されるまでの間は、裳階垂木を架けるために長押状の部材を打つことで、主屋の構造を強化していた。そして禅宗様の導入...
双建築の再検討
海野 聡
佛教藝術   (320) 55-67   2012年1月   [査読有り]
井上充夫氏が問題提起したが、解決案が提示できていなかった「双堂」に対して、約24年の時を経て、疑問を解決した論文。資財帳に記される「双堂」や「双倉」といった「双」の字を有する建築(双建築とする)を対象に、現存遺構・発掘遺構・文献資料の記述方法をもとに、形状を検討した。その結果、双建築が「一つの屋根の下に同形・同大の立面(断面)が二つならぶ」という形状で、意匠的側面の限定されるものであったさらに建物の数を数える際に、重層の建物は「基」、通常の建物は大棟の数を数えて「宇」、複数の建物が複合する...
「楼」建築の「見られる」「登れる」要素―奈良時代における重層建築に関する考察(その1)―
海野 聡
日本建築学会計画系論文集   76(669) 2177-2182   2011年11月   [査読有り]
先行研究では奈良時代の「楼」は登ることはないとされていたが、上層に登ることができ、そこで儀式がおこなわれていたことを解明した。さらに地方の楼について、駅楼や行宮の楼を検討した結果、地方において「楼」建築は「見られる」ということが重視され、中央権力を誇示する装置として用いられたことが明らかとなった。これらのことから、「楼」が「見られる」という機能を有しており、外観上の意匠が非常に重視されたことを明示した。資財帳に記された「二重」という記述が、構造上の二重ではなく、あくまで外観上の特徴のみを記...
越前国桑原庄券に記された地方建築の検討
海野 聡
建築史学   (57) 2-15   2011年9月   [査読有り]
「桑原庄券」に記述される建築情報を通して、桑原庄の建物とその造営について検討した。その結果、「桑原庄券」では第一から第四に記された建物の比定をおこない、編年的に「桑原庄券」に記述される建物に関する情報の整理を行った。さらに「桑原庄券」に署名した官人に着目し、安都雄足は椙榑の地域間価格格差を利用して利益を得ており、生江東人は私功力をもって開墾や用水路の開発を行ったていたことを指摘し、この二人は事務官人であったが、造営に深く関与しており、材木や労働力の見積、在地技術者の統率といった能力を備えて...
古代日本の在地における郡司の造営技術集団
海野 聡
2010年度関東支部審査付き研究報告   6 145-148   2011年8月   [査読有り]
国分寺や行宮の造営及び在地の建物の維持管理に関する8〜9世紀の文献資料を通して、在地の造営について郡司と造営の関係を中心に考察した。行宮造営、国分寺造営、修理の3点から、郡司の造営及び修理への関与、その技術集団の存在を明らかとした。
薬師寺境内の調査-474次調査-
海野 聡他
奈文研紀要2011   192-194   2011年6月
薬師寺境内、金堂院の東方の発掘調査の報告。東僧房の南方に建物の遺構は確認できなかったが、金堂の回廊の東側から約20mほどしか離れていない伽藍中心附近まで池が広がっていたということが明らかとなった。そして2回以上の池の護岸改修がおこなわれていたことが確認できた。
春日東塔院-477次調査-
海野 聡他
奈文研紀要2011   199-206   2011年6月
春日東塔を囲む区画施設の北東隅の様相を解明し、遺跡の範囲を押さえることを目的とした発掘調査の報告。春日東塔院の北東隅の確定し、さらに東塔創建以前にこの周辺が開発されていたことが明らかとなった。
興福寺旧境内の調査-467次調査-
海野 聡他
奈文研紀要2011   186-186   2011年6月
左京三条六坊十五坪の南西隅部、興福寺旧境内に位置する発掘調査の報告。SD9450が東六坊大路で、計画よりも実際には西へよせて建設した可能性を述べた。
東院の調査-446次調査-
海野 聡
奈文研紀要2011   168-169   2011年6月
井籠横板組で、東西面と南北面で横板の形状が異なる特殊な形状であることを報告し、その構造を解明した。施工面では、太?穴の有無から、施工ミスもしくは計画変更の可能性を指摘した。
東西楼・南門の復原案の再検討-第一次大極殿院の復原研究2-
海野 聡
奈文研紀要2011   52-53   2011年6月
平城宮第一次大極殿の南門と東西楼の既往復原案を再検討して、今後の復原に向けた問題点を明らかとし、検討すべき事項を抽出した。東西楼では?礎石掘立柱併用であるという点、?巨大な柱根、?深い柱穴、?巨大な抜取穴といった発掘遺構の特徴の検討が不足しており、南門では基壇規模を確定した。
奈良時代における様工の活動と主体性
海野聡
建築史学   (56) 82-96   2011年3月   [査読有り]
様工は請負工であり、集団を形成した。その内容は単に官の側が見積もった仕事を請け負うのではなく、自ら労働力の見積や食料の予算を作成し、条件を提示したすなわち様工は単なる下請けでは無く、官に従属せず、単独で造営を行うことのできる技術力を有した技術集団であったことを明らかとした。さらに様工が請負条件の保証人として長上工・領・番上工ら官の技術者に連署を求めた点や、様工同士で連帯保証した点から、様工が主体性を持って官の信頼を得ようと知恵を絞ったことを明らかとした。様工は中央だけではなく、地方にも存在...
海野聡
日本建築学会計画系論文集   76(660) 447-455   2011年2月   [査読有り]
文献をもとに国分寺伽藍造営の開始時期を再定義し、造営の時期を区分し、その過程において、国司が果たした役割や国師・郡司の協力、そこから彼らの業務の内容および能力について検討した。国分寺伽藍造営の意思表示を天平12年(740)の七重塔の建設の意思表示が画期とし、国分寺伽藍の造営において、おおきく3つの段階があった。計画段階(国分寺の経営計画及び建設計画、造営のための経済的枠組み作成)、実務段階(国師と在地の協力、実務の遅滞と催促)、完成以降(完成時期、完成後の維持管理)という3つの段階があった...
法隆寺所蔵古材調査1
海野聡
奈文研紀要2010   34-35   2010年6月
昭和修理時に取替えられた金堂修理部材のリスト作成と古材情報の蓄積を目的とした調査の目的と方法に関する報告で、古材調査の学術的手法を提示した。
木造文化財建造物に用いられた大径長大材の推定
海野 聡他
Journal of Forest Planning   16 309-314   2010年2月   [査読有り]
将来的に文化財の修理に必要となると予想される「大径長大材」を確保するために、国指定文化財建造物に「大径長大材」が主に民家の中引梁や門の鏡柱、冠木、通柱などに用いられていることを明らかにした。また大径長大材を得るための立木について論じた。
海野 聡
日本建築学会計画系論文集   74(645) 2495-2500   2009年11月   [査読有り]
古代地方官衙の建物配置について、律令後の中央官衙に祖形を求めた従来説に対し、発掘成果と文献資料を通して、新たな説を提示した。国司が天皇の言葉を伝える「クニノミコトモチ」であることと「前庭」に着目し、祖形を律令制度以前から存在した宮の形式を受け継ぐことを論じた。地方官衙において、前庭空間は儀式空間として重要な役割を果たしており筑後、多賀城、出羽などの対外的緊張感の高い辺境の国では、軍団兵士の集結のために広い前庭空間が必要であった。
国の等級ごとに国庁を比較すると、大国には上国、中国、下国には...
篠田宗吉の作風
海野 聡
高龍寺建造物調査報告書   154-194   2009年3月   [招待有り]
幕末〜明治時代に活躍した柏崎大工・篠田宗吉(襲名。初代〜第四代まで)・沢田吉平(四代目の弟子)の意匠上の特徴を明らかとした。特に左右対称絵様・虹梁絵様・蟇股・絵様肘木の4点を対象とし、伊藤平左衛門の意匠と比較し、その意匠上の特徴、すなわち作風を描いた。
文化財建造物に使用されている大径長大材
海野 聡
木造建造物文化財の為の木材及び植物性資材確保に関する研究   99-165   2008年   [招待有り]
将来的に、文化財の修理に必要となると予想される「大径長大材」を確保するために、国指定文化財建造物に「大径長大材」が主にどの部位にどのくらい用いられているかを修理工事報告書を通じて明らかとした。平安時代・鎌倉時代の寺院で大径材を用いることが多い部材は、柱、大斗、虹梁、板類(床板、扉板)、長大材を用いることが多い部材は、大引、貫類(足固貫、飛貫、頭貫など)、台輪、虹梁、通肘木、桁、丸桁、隅木、長押類(切目長押、内法長押など)である。虹梁は大径長大材であることが多く、また柱も大きな建造物において...
京の貴族邸宅と地方の国司館―万葉の「住」について―
海野 聡
『万葉の生活』高岡市万葉歴史館論集17      2018年2月   [招待有り]
万葉集の時代の貴族邸宅と地方の国司館を通して、中央と地方の生活や建築の比較を行った。

Misc

 
文化遺産とともに生きる
海野 聡
建築とまちづくり   27-31   2018年4月   [依頼有り]
薬師寺 復元建築を学ぶ
海野 聡
日経新聞東京版      2017年9月   [依頼有り]
復元建物の見かたと「復元学」のすすめ
海野 聡
本郷   (129) 11-13   2017年5月
復元建物の魅力を一般に伝えるとともに、「復元学」の基礎について解説した。
古代官衙・集落研究会研究集会の開催
海野 聡
奈文研ニュース   (64) 6-6   2017年3月   [依頼有り]
企画・運営を行った2016年度の古代官衙集落研究集会の概要について、報告をおこなった。
延暦寺堂宇指定に関する説明
海野 聡
比叡山時報      2016年12月   [依頼有り]
平成28年度に新たに国指定重要文化財に指定された比叡山延暦寺の諸堂宇について、建築的特徴や沿革などの解説をおこなった。
日本生活史辞典
海野 聡
   2016年11月   [依頼有り]
日本生活史辞典の下記の用語の解説を行った。
家・曳家・屋根・瓦葺・板葺・檜皮葺・柿葺・茅葺
・石置屋根・軒・倉・破風・垣
復原と復元の違い
海野 聡
読売新聞      2016年11月   [依頼有り]
復原と復元の用事の違いについて、文化財修理の現場で使い分けていることを紹介した。
大仏殿より大きい大仏殿?
海野 聡
読売新聞      2016年4月   [依頼有り]
現在の東大寺大仏殿よりも、奈良時代のものの方が一回り大きかったことを紹介した。
日常の中の建築用語
海野 聡
読売新聞      2016年3月   [依頼有り]
日常のなかにみえる、いの一番やうだつが上がらないなどの語について、建築用語であることを示した。
元旦の飾り付け
海野 聡
読売新聞      2016年1月   [依頼有り]
古代の宮殿において、正月の荘厳として、幢旗が並べられたことを発掘遺構とあわせて紹介した。
お湯のないお風呂?
海野 聡
読売新聞      2015年12月   [依頼有り]
現状のお湯を張ったお風呂だけではなく、蒸し風呂の形式があったことを、現存建物を交えつつ、紹介した。
木々をたずねて三千里
海野 聡
コラム作寶樓   (116)    2015年6月   [依頼有り]
大径長大材を中心とした木材供給の歴史について一般に向けて解説した。
第一次大極殿院の調査(平城第520次調査)
海野 聡
奈文研ニュース   (53) 3-3   2014年6月   [依頼有り]
西宮の幢旗の遺構の発掘調査(平城第520次)について、概報した。
古代の倉庫
海野 聡
読売新聞      2013年6月   [依頼有り]
正倉院正倉やその他の古代の倉庫について、現存遺構は文書に見える倉、出土部材の話を絡めて紹介した。
湧き出る井戸
海野 聡
読売新聞      2013年   [依頼有り]
平城京内最大の井戸について、建築部材を転用していることや、井戸の形式がさまざまにあること、祭祀が行われることなどを述べた。
巨大建築への憧憬
海野 聡
読売新聞      2012年12月   [依頼有り]
平城宮第一次大極殿院東西楼の巨大な柱穴・柱根について、巨大建築を造るための知恵として、紹介した。
春日東塔院跡の調査(平城第477次調査)
海野 聡
奈文研ニュース   (40) 3-3   2011年3月   [依頼有り]
2010年に発掘調査していた、奈良博と共同で行った春日大社東塔院の調査について、概報した。
薬師寺の調査(平城第474 ・475次調査)
海野 聡
奈文研ニュース   (39) 3-3   2010年12月   [依頼有り]
2010年に発掘調査をおこなった薬師寺の境内における調査概要を報告した。
宮本長二郎「出土部材が解く古代建築」『日本の美術』2007年3月号新刊紹介
海野聡
建築史学   (50)    2008年3月   [依頼有り]
出土建築部材が古代建築の実像を知る大きな手がかりとなることを著した書籍の新刊紹介をおこなった。

書籍等出版物

 
『建物が語る日本の歴史』
海野 聡
吉川弘文館   2018年7月   
若桜町若桜ー伝統的建造物群保存対策調査報告書ー
海野 聡 (担当:共編者)
2017年3月   
鳥取県若桜町若桜における伝統的建造物群保存対策調査の報告書で、若桜の町並みの成立を明らかにした。編集者として、町割りや水系・建物の個別解説をもとに、現状の把握、これまでの変遷、町並みの特質を明らかにした。
古建築を復元するー過去と現在の架け橋ー
海野 聡
2017年2月   
古建築の基本から、わかりやすい言葉で解説した本であり、復元の考え方の背景を示すとともに、これまで行われてきた復元の歴史を紐解いた。
また考証学から建築史学における復元への変遷過程の一部にも言及した。
奈文研紀要2016
海野 聡 (担当:共編者, 範囲:Ⅲ,平城宮跡等の調査概要)
奈良文化財研究所   2016年6月   
奈良文化財研究所の紀要のうち、平城宮・京において行われた発掘調査及び出土遺物の整理などの報告について、考古学・建築史学・文献史学の知識を用いて、総合的な視点から編集作業を行った。
発掘遺構から読み解く古代建築
海野 聡 (担当:共著)
2016年4月   
発掘調査から上部構造を考える困難さを示す事例として、平城宮第一次大極殿院東西楼の復元について、既往の復元案を示しつつ、最新の研究成果を交えて、一般に向けてわかりやすく解説した。
平城宮跡整備報告書
海野 聡 (担当:共著)
2016年3月   
平城宮の既往の整備のうち、主に便益施設に関する部分の執筆を行った。
北口本宮冨士浅間神社建造物総合調査報告書
海野 聡 (担当:分担執筆, 範囲:7-7 絵図・指図にみる境内の変遷)
北口本宮冨士浅間神社   2016年3月   
富士登山関係の絵画資料に描かれた北口本宮富士浅間神社の境内の変遷の様子を明らかにした。個々の建物について、諸資料の描写内容を比較することで、絵画資料の史料批判をしつつ、境内の大まかな変遷を明らかにするという、建築史学における絵画資料を活用した研究手法の開発という点においても価値ある論考と考える。
奈良時代建築の造営体制と維持管理
海野 聡
吉川弘文館   2015年11月   
奈良時代における建物の造営体制と維持管理について、建築史学的側面から検討した。特に維持管理に関する視点はこれまで不足していたもので、本書はその礎を築く一冊となった。
比叡山けんちく探訪!
海野 聡
比叡山延暦寺   2014年4月   
比叡山延暦寺に現存する古建築について、一般向けの解説を執筆した。また比叡山の歴史の概略、三塔の構成などについても言及した。
平出 伝統的建造物群保存対策調査報告書
海野 聡 (担当:分担執筆, 範囲:個別解説)
2014年3月   
塩尻市平出における民家調査で、本棟造の民家の個別解説をおこなった。
兵庫県近代和風建築総合調査報告書
海野 聡 (担当:分担執筆, 範囲:個別解説・淡路国部分の特質)
兵庫県教育委員会   2014年3月   
兵庫県内の近代和風建築調査の報告と、淡路国における建築の特徴に言及した
旧長谷川家住宅調査報告書
海野 聡 (担当:分担執筆, 範囲:活用部分)
2014年3月   
旧長谷川家住宅の活用について、松阪市の周辺文化財との関係を含め、提案を行った。
発掘調査のてびき ―各種遺跡調査編―
海野 聡 (担当:分担執筆, 範囲:第3章寺院の調査・第4章官衙の調査)
2013年3月   
文化庁文化財部記念物課主導の発掘調査の手引きの作成に従事し、建築史学的見地から執筆を行った。
ベトナム社会主義共和国ドンナイ省 フーホイ村 村集落調査報告書
海野 聡 (担当:分担執筆)
奈良文化財研究所   2013年3月   
ベトナム南部のフーホイ村の現地調査の成果をもとに、家屋の所見を執筆し、各施設をプロットした集落の基本構成・建物種別ごとの敷地利用や空間構成、個別建築から集落全体まで見渡したフォックティック村の特徴を記述した。
比叡山延暦寺建造物総合調査報告書
海野 聡 (担当:共編者)
比叡山 延暦寺   2013年3月   
比叡山延暦寺の悉皆調査及び詳細調査の報告書。調査の成果を受け、延暦寺の仏堂・霊廟・絵様・絵図・延暦寺型鐘楼・古材利用・伽藍整備など、多方面にわたって考察した。
木奥家所蔵大工道具調査報告書
海野 聡 (担当:分担執筆)
奈良文化財研究所   2012年3月   
春日大工であった木奥家の大工道具の調査報告書。鋸・斧・墨掛道具類といいた大工道具の根幹をなす道具の調査をおこない、その所見を執筆した。
小谷地(こやち)遺跡 : 地方道路交付金事業主要地方道男鹿琴丘線建設事業に係る埋蔵文化財発掘調査報告書 秋田県文化財調査報告書472
海野 聡 (担当:分担執筆)
秋田県教育委員会   2011年10月   
平安時代の埋没遺構で有名な小谷地遺跡から出土した矢板や杭を中心とする出土部材の調査をおこない、所見を執筆した。形状や仕口の報告に加え、面皮の有無や加工道具の痕跡等についても言及した。
建築史学57号
海野 聡 (担当:編者)
建築史学会   2011年9月   
建築史研究者の中でも特に評価の高い学術雑誌。その編集をおこなった。拙稿が掲載されている。
ベトナム社会主義共和国トゥアティエン・フエ省フォックティック村集落調査報告書
海野 聡 (担当:分担執筆)
奈良文化財研究所   2011年3月   
ベトナム中部、フエの近郊に位置する伝統的集落フォックティック村の集落調査報告書。生垣による景観が魅力的。現地調査の成果をもとに、家屋の所見を執筆し、各施設をプロットした集落の基本構成・生垣やアプローチに着目した敷地の構成・集落の空間構造・集落構造と景観といった、個別建築から集落全体まで見渡したフォックティック村の特徴を記述した。
山木遺跡出土建築部材調査報告
海野 聡 (担当:分担執筆)
奈良文化財研究所   2011年3月   
弥生時代の出土木製品で有名な山木遺跡の建築部材の調査報告書。梯子・扉・五平造出柱・鼠返しといった、高床式倉庫の特徴的な部材を調査し、その所見を執筆した。形状や仕口の報告に加え、面皮の有無や加工道具の痕跡等についても言及した。
倉見屋荻野家住宅調査報告書
海野 聡 (担当:分担執筆)
若狭町歴史文化課   2011年3月   
福井県の若狭街道に面する熊川宿の伝統的家屋の調査報告書。伝統的建造物群保存地区である熊川宿の全体から見た荻野家の価値を位置づけ、主屋・土蔵・庭・石畳などの部位の特徴を生かした保存・活用計画を策定した。
奈良県の近代和風建築 -奈良県近代和風建築総合調査報告書-
海野 聡 (担当:分担執筆)
奈良県教育委員会   2011年3月   
奈良県の近代和風建築総合調査の報告書。現地にて調査した建造物の所見と執筆した。特に天理教敷島教会では、天理教の建築は天理に向かった方向性が特徴であるが、敷島教会では天理に向かっておらず、この形式が成立する以前の建築形態であることを指摘した。
出土建築部材における調査方法についての研究報告
海野 聡 (担当:分担執筆)
奈良文化財研究所   2010年3月   
出土建築部材の調査報告書。梯子・扉・五平造出柱といった、高床式倉庫の特徴的な部材を調査し、その所見を執筆。
平成19年度 江東区建造物調査報告書
海野 聡 (担当:分担執筆)
江東区建造物調査団・ 江東区教育委員会   2009年9月   
東京都江東区にある深川不動堂・石造燈明台・繁栄稲荷神社の調査報告書。特に繁栄稲荷神社の個別解説と建築年代を比定した。特に近代に移築に伴って狛犬の石造物が本殿とともに根津美術館に移されており、建物のみではなく、周辺環境物件も同時に移築されたという事実を突き止めた。
府中市の歴史的建造物
海野 聡 (担当:共編者)
府中市教育委員会   2009年3月   
3年間にわたる悉皆調査をベースにした調査報告書。建造物調査にとどまらず、地図・古写真・統計資料を用いた都市史的分析と含む、19世紀以降の東京府中の様子を解明した。調査を総括・担当した海野が報告書の作成に当たり、大部分の執筆・編集にあたった。
東京都の近代和風建築 東京都近代和風建築総合調査報告書
海野 聡 (担当:分担執筆)
東京都教育委員会   2009年3月   
東京都の近代和風建築総合調査の過程で、悉皆調査を経てリストアップした府中市の建造物の個別解説と評価付けをおこなった。

講演・口頭発表等

 
古代日本における造営体制と維持管理
海野 聡
2019年1月12日   
古代における建築メンテナンスの体制
海野 聡
第2回建築メンテナンス研究会   2018年12月9日   
奈良時代の寺院金堂と出雲国分寺金堂~復元学の視点から~ [招待有り]
海野 聡
平成 30 年度 出雲国風土記連続講座   2018年11月11日   
7・8世紀の金堂からみた興道寺廃寺の建築的特徴 [招待有り]
海野 聡
美浜町歴史フォーラム 復元!興道寺廃寺をとりまく景色   2018年11月3日   
古代校倉の特殊な建築技術と木材 [招待有り]
海野 聡
第9回「春日奥山古事の森」普及啓発イベント   2018年10月23日   
Conservation of Wooden Architectural Heritage in JAPAN [招待有り]
海野 聡
2018年10月19日   
建物の移築にみる藤原京・平城京 [招待有り]
海野 聡
第10回東京講演会 藤原から平城へ-平城遷都の謎を解く-   2018年10月13日   
建築にとって日本とはなにか [招待有り]
海野 聡
ゲンロンカフェ『海野聡『建物が語る日本の歴史』(吉川弘文館)刊行記念イベント   2018年8月3日   
ブータン王国の伝統民家の調査手法と概要 [招待有り]
海野 聡
ブータン王国国際会議   2018年3月13日   
ブータンにおいて2016年度から行っている民家調査の調査不法と概要について、ブータンの首都ティンプーで開催された国際会議にて発表した。
古代寺院の幢幡とその構造 [招待有り]
海野 聡
『条里制・古代都市研究会   2018年3月3日   
古代寺院において荘厳具として用いられた幢幡について、文献・発掘資料・絵画資料などから考察した。また発掘遺構の集成をおこない、そこから推察される上部構造について類型化をおこなった。
平城宮跡の整備と第一次大極殿・朱雀門の復元
海野 聡
第一次大極殿院南門復元工事月例会議   2018年3月1日   
平城宮のこれまでの整備と大極殿および朱雀門に関する発表をおこなった。
国庁正殿と郡庁正殿・国分寺金堂の比較にみる建築の格式と荘厳性
海野 聡
第21回古代官衙・集落研究集会『地方官衙政庁域の変遷と特質』   2017年12月8日   
国分寺と比較しながら、地域社会における国庁正殿の位置づけを建築的な特徴を整理し、四面廂という国庁正殿の規模は一つの規格性を示しており、律令的側面がうかがえた。
復元学の方向性と用語の定義
海野 聡
第2回復元学研究会   2017年10月28日   
復元学というものの学術的な方向性の提示と用語の定義について、研究史の位置づけとともに発表した。その後、復元学を確立するための前提条件の整理や他分野における捉え方について検討した。
世界遺産奈良の現在・未来と東アジア [招待有り]
海野 聡
2017百済歴史地区世界遺産国際学術会議   2017年10月18日   
日本の平城宮・京と都城の概要に関する調査や保存の経緯を発表した。また木造建築の修理に関する発表をおこない、扶余の世界遺産とともに、文化遺産の未来へ継承や活用方法について討議した。
古建築の見方 [招待有り]
海野 聡
奈良県通訳ガイドスキルアップ研修   2017年9月2日   
文化財保存の枠組みとともに、古建築をどのように見たらよいかについて解説した。また発掘調査から復元に至るまでの過程の原理と興福寺中金堂の復元について、一般向けに説明した。
古代建築の調査・研究 [招待有り]
海野 聡
文化庁主任修理技術者研修   2017年8月29日   
古代建築の基本構造と発掘調査に関する講演をおこなった。また発掘調査に基づいた古代建築の復元や法隆寺金堂の部材調査などを通して解明されつつある古代建築研究の最前線の状況について述べた。
薬師寺復元建物を学ぶ [招待有り]
海野 聡
『丸キャリTravel ~奈良を知る。日本を知る。~』   2017年7月11日   JR東海・日経新聞
発掘遺構から復元に至るまでの考え方を説明し、その後、薬師寺の復元建築の見方や魅力を一般に向けて解説し、薬師寺の村上定運氏らとともにトークセッションをおこなった。
薬師寺東塔発掘と修理 [招待有り]
海野 聡
平城宮跡資料館速報展   2017年3月4日   
薬師寺東塔の解体修理と発掘について、文献史料から確認できる既往の修理や発掘調査時の様子を一般に広く発信した。
日本建築の概要と実験考古学としての復元ー平城宮朱雀門の事例からー [招待有り]
海野 聡
考古学的知見から読み取る大陸部東南アジアの古代木造建築   2017年2月13日   
タイ・インドネシア・カンボジアらの東南アジアの発掘に携わる研究者と、上部構造の考察方法について、討議を交わした。発表者は日本における発掘遺構と上部構造の関連性に関して発表を行い、実例として、平城宮朱雀門の復元の事例について話した。
遺構からみた郡庁の建築的特徴と空間的特質
海野 聡
郡庁域の空間構成 ー 第20回 古代官衙・集落研究集会 ー【企画・運営】   2016年12月9日   
郡庁の建物について、その特徴や発掘調査時における注意点について、建築史学的視点から発表した。
The architectural structure and design in East Asia seeing from Japan - the inside and the outside of a building and contrasts of border
海野 聡
ISAIA2016   2016年9月21日   
東アジアにおいて、中国・韓国の仏堂が天井に対する意識が低いのに対し、日本の仏堂では、中世を中心に、細やかな細分化・差別化がなされていることを述べた。
Ceremonies in Gardens and Courtyard of the nobility in ancient Japan,(Both Japanese and English) [招待有り]
海野 聡
CIHA 2016 in Beijing 34th World Congress of Art History Session12   2016年9月18日   
日本の古代宮殿において、律令的な空間と自然的な庭園の二つの空間があり、両者が融和した寝殿造の空間が平安時代に成立したことを儀式を絡めて発表した。
京の貴族邸宅と地方の国司館ー 万葉の「住」について ー [招待有り]
海野 聡
万葉の衣食住   2016年8月28日   
万葉集に登場する貴族邸宅の様相について、京と地方の両者を発掘遺構や現存建築を使用しながら解説した。
復元を学問する ー「復元学」の誕生と未来ー [招待有り]
海野 聡
第118回公開講演会   2016年6月18日   
近世から行われている考証学と近代の復元について、復元学という視点から平安神宮などの事例を紹介しつつ、一般に向けて講演した。
発掘からみた日本建築史の新展開 [招待有り]
海野 聡
SISJAC-SOAS   2016年3月11日   
日本における発掘遺構と上部構造の推定の過程を紹介しつつ、平城宮朱雀門の復元考察の過程を紹介した。
若桜町若桜伝統的建造物群保存対策調査調査成果の概要(中間報告) [招待有り]
海野 聡
若桜町若桜伝統的建造物群保存対策調査成果報告会   2016年2月20日   
若桜町の伝統的建造物群保存対策調査の成果報告として、近世から現代までの骨格の形成過程を紹介した。
饗宴からみた古代宮殿の空間構成 [招待有り]
海野 聡
空間史学会   2015年11月20日   
饗宴という視点から、宮殿における空間構成を検討した。主に朝堂院・内裏における儀式を検討し、饗宴の儀礼としての2形式を示した。
遺跡における建物の復原 [招待有り]
海野 聡
佐保川地区自治会連合「歴史教室」   2015年11月14日   
遺跡における復原の事例として、平城宮大極殿がどのように復元されたかということを一般に向けて解説した。
東西楼は入母屋か寄棟か -平城宮第一次大極殿院の復原にむけて-
海野 聡
第7回東京講演会「発掘遺構から読み解く古代建築」   2015年10月25日   
平城宮第一次大極殿院の東西楼の上部構造はこれまでに多くの案が出されてきたが、新たな復元案について、最新の研究成果を報告した。
復元学の構築とその定義に関する試論
海野 聡
日本建築学会2015年度大会(関東)学術講演会   2015年9月5日   
復元学の構築に向け、これまでの復元の語の定義や範囲、復元の歴史についてまとめ、復元学としての可能性を提唱した。
建築復元の最前線ー まちづくりのなかに活かす歴史 ー [招待有り]
海野 聡
街づくり推進(諫早市美術・歴史館)   2015年2月14日   諫早市
古代建築の復元方法と、平城宮第一次大極殿の復元に至った学術経緯を講演した。
天井にみる中世日本の本堂建築の形と意味 [招待有り]
海野 聡
中世における〈建築〉ヨーロッパと日本 2014年11月16日 KYOTO Design Lab.( 京都工芸繊維大学)、パリ=ソルボンヌ大学(美術史・考古学UFR)   2014年11月16日   
日欧の建築比較の一環として、日本の中世仏堂に多く見られる天井の変化が日本独特のもので、欧州の垂直性を求めた空間構成と対比的に報告した。
「道鏡か否か?愛に揺れた女帝」 [招待有り]
海野 聡
NHKBSプレミアム3『英雄たちの選択』   2014年10月23日   
平城宮西宮において発見された幢旗遺構について、正月儀礼の様子を示す遺構であることの解説を行った。
Maintaining Japan's Important Cultural Buildings: Using both larger diameter and long logs in the conservation and construction of Japanese wooden architecture" "Preserving Japanese Architecture
海野 聡
GSAPP Columbia University   2013年9月   
日本の文化財建造物に用いられる大径長大材を対象に、その使用位置や過去の材の供給方法について、国際的な木材確保の方法確立を念頭に発表した。
古代日本における建物に対する認識と記述方法―建物の認識・評価に関する歴史的研究その1―
海野 聡
日本建築学会2013年度大会(北海道)学術講演会   2013年8月31日   
古代の史料における建物に関する記述を整理し、どのような点に着目して記述しているか、またどのように当時の人々が認識していたかについて検討した。
建物からみる歴史 [招待有り]
海野 聡
2012年4月   
歴史を考えるうえで、単に、事柄で考えるのではなく、発掘遺構や現存建築を対象とした歴史学が存在することを紹介し、建築史学の導入についてレクチャーした。
掘立柱建物の身舎・庇分離型―郡庁正殿の上部構造―
海野 聡
日本建築学会大会学術講演   2011年8月   
掘立柱の廂の付加方法について、身舎と廂が一体化したものと分離したもののに形式があり、その両者は発掘遺構の特徴から分別出来る可能性があることを示した。
発掘調査と建物の構造 [招待有り]
海野 聡
2011年5月   
歴史を考えるうえで、単に、事柄で考えるのではなく、発掘遺構や現存建築を対象とした歴史学が存在することを紹介し、建築史学の導入についてレクチャーした。
奈良時代における造営技術の保持についてー技術奴婢の保有を通してー
海野聡
日本建築学会大会学術講演会   2010年9月   
奈良時代には技術奴婢が存在し、単純労働として活躍しただけではなく、技術奴婢の保有が、技術の保有にもつながりうることを示した。
古代日本における軍団兵士の造営従事について
海野 聡
日本建築学会近畿支部研究報告会   2010年6月   
古代には、軍団兵士が造営に駆り出され、長期間労働により、彼らが技術を保有できた可能性を提示した。
古代日本の地方造営における技術者と労働者について
海野聡
日本建築学会大会学術講演会   2009年8月   
古代の地方の造営において、単純労働者と技術者が存在し、特に高い技術者が国府の周辺に存在した可能性があることを示した。
国分寺の建築造営と維持システム
海野聡
日本宗教建築研究会   2009年6月   
国分寺の造営に関して、造営体制の面から見て、造立の開始時期が詔よりも早まる可能性を提示した。また造営~メンテンナンスの必要性という流れを示した。
鋤・鍬による掘立柱建物の柱穴の掘削について
海野聡
日本建築学会大会学術講演会   2008年9月   
掘立柱の柱穴の掘削において、鋤・鍬が用いられた可能性が高いことを文献資料を基に検討し、また発掘資料から裏付けをおこなった。
文化財建造物に使用されている大径長大材
海野聡
科研成果報告会   2007年12月   
文化財建造物に使用されている大径長大材を修理工事報告書から抽出し、どういった部位に用いられているかを発表した。
郡衙正倉の高さの再検討
海野聡
日本建築学会大会学術講演会   2006年9月   
郡衙正倉に収納されたコメの重さと許容応力度の関係を計算し、正税帳に記された正倉の高さがこれまでの想定よりも低い可能性があることを述べた。

担当経験のある科目

 
 

競争的資金等の研究課題

 
古代東アジアにおける建築技術体系・技術伝播の解明と日本建築の特質
日本学術振興会: 科学研究費補助金基盤B
研究期間: 2018年4月 - 2023年3月    代表者: 海野 聡
建築メンテナンスの歴史学の構築に関する基礎的研究
日本学術振興会: 科学研究費補助金挑戦的研究(萌芽)
研究期間: 2018年4月 - 2021年3月    代表者: 海野 聡
古代建築の屋根架構システムの日中比較
公益財団法人 前田記念工学振興財団: 従来型研究助成
研究期間: 2018年4月 - 2019年3月    代表者: 海野 聡
文化財建造物のメンテナンスの歴史に関する基礎的研究
公益財団法人 松井角平記念財団: 平成29年度研究助成
研究期間: 2018年4月 - 2019年3月    代表者: 海野 聡
古代東アジアにおける建築技術の重層性と日本建築の特質
日本学術振興会: 科学研究費補助金若手A
研究期間: 2014年4月 - 2018年3月    代表者: 海野 聡
「復元学」構築のための基礎的研究
日本学術振興会: 科学研究費 挑戦的萌芽研究
研究期間: 2014年4月 - 2017年3月    代表者: 海野 聡
日本学術振興会: 研究成果公開促進出版助成
研究期間: 2015年4月 - 2016年3月    代表者: 海野 聡
奈良時代の中央と地方における建築技術の研究
科学研究費補助金若手B
研究期間: 2008年4月 - 2013年3月    代表者: 海野聡
郡衙正倉の建築技術
研究期間: 2005年 - 2005年
奈良時代在地建築技術の研究 ―建物の構造と技術集団―
研究期間: 2006年 - 2007年
大径長大材研究
科学研究費補助金
研究期間: 2006年 - 2008年
石造・煉瓦造・RC造等の近代遺産の補修方法の定量化について
研究期間: 2006年   
平城宮第一次大極殿院の復元研究
研究期間: 2010年