1999年3月20日
中国帰国者におけるソーシャル・サポート利用の精神健康への影響
日本コミュニティ心理学会 『コミュニティ心理研究』
- 巻
- 2
- 号
- 2
- 開始ページ
- 119
- 終了ページ
- 130
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- 出版者・発行元
- 日本コミュニティ心理学会
コミュニティ心理学の立場から、異文化社会への適応過程における中国帰国者とその家族の精神健康に対するソーシャル・サポート(SS)利用の効果を調査した。その結果、①相関分析では、SS利用が多いほど精神症状が少ない傾向がみられた。 ②ストレスとSSの両要因を独立変数とし精神症状を従属変数として階層的重回帰分析をおこなったところ、定住1年後までは日本社会から得られるSSの利用が精神症状の軽減に有効であるのに対し、定住2年後と3年後では家族SSの利用が有効であることが示された。 ③配偶者は家族以外のSS利用は有効でなかった。 全11頁、全頁の主な解析と執筆を担当 共著者:丹羽郁夫、箕口雅博
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/40006458702
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA11358158
- URL
- http://id.ndl.go.jp/bib/7119542
- ID情報
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- ISSN : 1342-8691
- CiNii Articles ID : 40006458702
- CiNii Books ID : AA11358158