論文

2019年

大学生の地元志向と交通網-地元と認識する他県に注目して-

生涯学習とキャリアデザイン
  • 田澤実

16
2
開始ページ
75
終了ページ
85
記述言語
日本語
掲載種別

大学生の地元志向と交通網の関連について明らかにした。主な結果は下記の二点である。
第一に、概して、大学数の多い県および大学収容率の高い県(京都、東京、宮城、石川、福岡、大阪、愛知など)は、他県から地元と認識されることが多かった。
第二に、「双方向的な地元意識」がみられる都道府県間の移動では、概して交通アクセスの良さ(所要時間の短さと運賃の安さ)が影響していると考えられた。
なお、「一方向的な地元意識」については、交通アクセスの良さだけでは説明ができないとも考えられた。他県から一方向的に地元と思われている県には、それだけの時間と金銭をかけてでもアクセスする魅力があると学生は思っているのかもしれない。

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http://cdgakkai.ws.hosei.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2019/08/16-02-05.pdf

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