吉田均 (Hitoshi YOSHIDA) - マイポータル

基本情報

所属: 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構生物機能利用研究部門作物ゲノム編集研究領域研究領域長

学位: 博士（農学）(東京大学)

研究者番号: 30355565
J-GLOBAL ID: 200901003140540045
researchmap会員ID: 6000019992

イネなどの植物を対象として、形作りやストレス耐性に関わる遺伝子の働くしくみを調べてきました。特に、イネの花の形作りを中心に研究を進めています。こうした研究を通じて、遺伝子の働きを精密に調節するしくみを明らかにし、作物の安定的な利用法の開発へとつなげていければと考えています。

研究キーワード

研究分野

経歴

2016年 - 現在

農研機構生物機能利用研究部門
2007年 - 2020年

新潟大学大学院自然科学研究科客員准教授
2015年 - 2019年

法政大学生命科学部非常勤講師
2018年

岡山大学大学院自然科学研究科非常勤講師
2010年 - 2016年

農研機構作物研究所
2001年 - 2010年

農研機構中央農業総合研究センター・北陸研究センター
1986年 - 2001年

農林水産省北海道農業試験場
1997年 - 1999年

ペンシルベニア大学生物学科科学技術庁長期在外研究員

学歴

1982年 - 1986年

東京大学農学部農業生物学科

委員歴

2020年4月 - 現在

日本育種学会代議員
2016年4月 - 現在

Breeding Science編集委員
2016年 - 2020年3月

Breeding Science 編集幹事
2016年 - 2020年3月

日本育種学会運営委員
2014年 - 2016年

日本育種学会幹事

受賞

2019年3月

論文賞日本育種学会

主要な論文

A rice gene that confers broad-spectrum resistance to b-triketone herbicides

Hideo Maeda, Kazumasa Murata, Nozomi Sakuma, Satomi Takei, Akihiko Yamazaki, Md. Rezaul Karim, Motoshige Kawata, Sakiko Hirose, Makiko Kawagishi-Kobayashi, Yojiro Taniguchi, Satoru Suzuki, Keisuke Sekino, Masahiro Ohshima, Hiroshi Kato, Hitoshi Yoshida, Yuzuru Tozawa

Science 365(6451) 393-396 2019年7月査読有り
The cleistogamy of the superwoman1-cleistogamy1 mutation is sensitive to low temperatures during the lodicule-forming stage

Shinnosuke Ohmori, Setsuo Koike, Takami Hayashi, Tomoya Yamaguchi, Makoto, Kuroki, Hitoshi YOSHIDA

Breeding Science 68(4) 2018年8月査読有り
The superwoman1-cleistogamy2 mutant is a novel resource for gene containment in rice

Fabien Lombardo, Makoto Kuroki, Shan-Guo Yao, Hiroyuki Shimizu, Tomohito Ikegaya, Mayumi Kimizu, Shinnosuke Ohmori, Takashi Akiyama, Takami Hayashi, Tomoya Yamaguchi, Setsuo Koike, Osamu Yatou, Hitoshi Yoshida

PLANT BIOTECHNOLOGY JOURNAL 15(1) 97-106 2017年1月査読有り
Interpreting lemma and palea homologies: a point of view from rice floral mutants

Fabien Lombardo, Hitoshi Yoshida

FRONTIERS IN PLANT SCIENCE 6 article #61 2015年2月査読有り招待有り
Agronomic traits and gene containment capability of cleistogamous rice lines with the superwoman1-cleistogamy mutation

Shinnosuke Ohmori, Hiroaki Tabuchi, Osamu Yatou, Hitoshi Yoshida

BREEDING SCIENCE 62(2) 124-132 2012年6月査読有り
Inflorescence Meristem Identity in Rice Is Specified by Overlapping Functions of Three AP1/FUL-Like MADS Box Genes and PAP2, a SEPALLATA MADS Box Gene

Kaoru Kobayashi, Naoko Yasuno, Yutaka Sato, Masahiro Yoda, Ryo Yamazaki, Mayumi Kimizu, Hitoshi Yoshida, Yoshiaki Nagamura, Junko Kyozuka

PLANT CELL 24(5) 1848-1859 2012年5月査読有り
Is the lodicule a petal: Molecular evidence?

Hitoshi Yoshida

PLANT SCIENCE 184 121-128 2012年3月査読有り招待有り
Flower development in rice

Hitoshi Yoshida, Yasuo Nagato

JOURNAL OF EXPERIMENTAL BOTANY 62(14) 4719-4730 2011年10月査読有り招待有り
LAX PANICLE2 of Rice Encodes a Novel Nuclear Protein and Regulates the Formation of Axillary Meristems

Hiroaki Tabuchi, Yu Zhang, Susumu Hattori, Minami Omae, Sae Shimizu-Sato, Tetsuo Oikawa, Qian Qian, Minoru Nishimura, Hidemi Kitano, He Xie, Xiaohua Fang, Hitoshi Yoshida, Junko Kyozuka, Fan Chen, Yutaka Sato

PLANT CELL 23(9) 3276-3287 2011年9月査読有り
Activation of a Rac GTPase by the NLR Family Disease Resistance Protein Pit Plays a Critical Role in Rice Innate Immunity

Yoji Kawano, Akira Akamatsu, Keiko Hayashi, Yusuke Housen, Jun Okuda, Ai Yao, Ayako Nakashima, Hiroki Takahashi, Hitoshi Yoshida, Hann Ling Wong, Tsutomu Kawasaki, Ko Shimamoto

CELL HOST & MICROBE 7(5) 362-375 2010年5月査読有り
MOSAIC FLORAL ORGANS1, an AGL6-Like MADS Box Gene, Regulates Floral Organ Identity and Meristem Fate in Rice

Shinnosuke Ohmori, Mayumi Kimizu, Maiko Sugita, Akio Miyao, Hirohiko Hirochika, Eiji Uchida, Yasuo Nagato, Hitoshi Yoshida

PLANT CELL 21(10) 3008-3025 2009年10月査読有り
Refunctionalization of the ancient rice blast disease resistance gene Pit by the recruitment of a retrotransposon as a promoter

Keiko Hayashi, Hitoshi Yoshida

PLANT JOURNAL 57(3) 413-425 2009年2月査読有り
Unequal genetic redundancy of rice PISTILLATA orthologs, OsMADS2 and OsMADS4, in lodicule and stamen development

Shan-Guo Yao, Shinnosuke Ohmori, Mayumi Kimizu, Hitoshi Yoshida

PLANT AND CELL PHYSIOLOGY 49(5) 853-857 2008年5月査読有り
superwoman1-cleistogamy, a hopeful allele for gene containment in GM rice

Hitoshi Yoshida, Jun-Ichi Itoh, Shinnosuke Ohmori, Kazumaru Miyoshi, Ayako Horigome, Eiji Uchida, Mayumi Kimizu, Yoko Matsumura, Makoto Kusaba, Hikaru Satoh, Yasuo Nagato

PLANT BIOTECHNOLOGY JOURNAL 5(6) 835-846 2007年11月査読有り
The ACC synthase TOE sequence is required for interaction with ETO1 family proteins and destabilization of target proteins

Hitoshi Yoshida, Kevin L. -C. Wang, Chia-Man Chang, Koichi Mori, Eiji Uchida, Joseph R. Ecker

PLANT MOLECULAR BIOLOGY 62(3) 427-437 2006年10月査読有り
Arabidopsis ETO1 specifically interacts with and negatively regulates type 2 1-aminocyclopropane-1-carboxylate synthases

Hitoshi Yoshida, Masayasu Nagata, Koji Saito, Kevin L. C. Wang, Joseph R. Ecker

BMC PLANT BIOLOGY 5 article#14 2005年8月査読有り
A role of OsGA20ox1, encoding an isoform of gibberellin 20-oxidase, for regulation of plant stature in rice

T Oikawa, M Koshioka, K Kojima, H Yoshida, M Kawata

PLANT MOLECULAR BIOLOGY 55(5) 687-700 2004年7月査読有り
Regulation of ethylene gas biosynthesis by the Arabidopsis ETO1 protein

KLC Wang, H Yoshida, C Lurin, Ecker, JR

NATURE 428(6986) 945-950 2004年4月査読有り筆頭著者

もっとみる

MISC

ゲノム再編成が生じたイネ閉花受粉性突然変異体H193mtにおける原因遺伝子の同定と機能解析

黒羽剛, LOMBARDO F., 大森伸之介, 秋山高, CHECHETKA S., 吉田均

育種学研究 22 2020年
閉花受粉性イネ突然変異体spw1-cls1の低温条件下における開花

吉田均, 大森伸之介, 小池説夫, 林高見, 山口知哉, 黒木慎

農研機構生物機能利用研究部門成果情報(Web) 2018 2018年
複数の除草剤に抵抗性を与えるイネHIS1遺伝子の機能解析

高村夏生, 武井里美, 山崎明彦, 関野景介, 山田祐司, 村田和優, 前田英郎, 廣瀬咲子, 川岸万紀子, 川田元滋, 吉田均, 大島正弘, 加藤浩, 戸澤譲

日本植物細胞分子生物学会大会・シンポジウム講演要旨集 35th 164 2017年8月20日
イネにおける4‐HPPD阻害型除草剤感受性に関するQTL解析と原因遺伝子の特定

村田和優, 前田英郎, 関野景介, 川田元滋, 大島正弘, 吉田均, 安東郁男, 山崎明彦, 山田祐司, 廣瀬咲子, 川岸万紀子, 谷口洋二郎, 加藤浩

育種学研究 18 24 2016年3月21日
日本型イネから見出した4‐HPPD酵素阻害型除草剤抵抗性遺伝子の機能解析

廣瀬咲子, 川岸万紀子, 吉田均, 谷口洋二郎, 山崎明彦, 関野景介, 山田祐司, 前田英郎, 村田和優, 加藤浩, 大島正弘, 川田元滋, 戸澤譲

育種学研究 18 206 2016年3月21日
日本型イネから見出した4‐HPPD酵素阻害型除草剤抵抗性遺伝子の特性解析

川田元滋, 廣瀬咲子, 川岸万紀子, 吉田均, 谷口洋二郎, 前田英郎, 村田和優, 加藤浩, 山田祐司, 関野景介, 山崎明彦, 大島正弘

育種学研究 18 26 2016年3月21日
イネにおける4‐HPPD酵素阻害型除草剤感受性遺伝子の解析とDNAマーカー選抜システムの開発

前田英郎, 村田和優, 関野景介, 川田元滋, 大島正弘, 吉田均, 安東郁男, 山崎明彦, 山田祐司, 廣瀬咲子, 川岸万紀子, 谷口洋二郎, 加藤浩

育種学研究 18 25 2016年3月21日
日本型イネから見出した4‐HPPD阻害型除草剤抵抗性遺伝子の有効性

山崎明彦, 関野景介, 山田祐司, 前田英郎, 村田和優, 加藤浩, 吉田均, 川岸万紀子, 廣瀬咲子, 谷口洋二郎, 川田元滋, 大島正弘, 戸澤譲

育種学研究 18 27 2016年3月21日
イネにおける4‐HPPD阻害型除草剤感受性原因遺伝子の特定と育成系譜解析

関野景介, 山崎明彦, 村田和優, 前田英郎, 加藤浩, 山田祐司, 廣瀬咲子, 吉田均, 安東郁男, 川岸万紀子, 谷口洋二郎, 川田元滋, 大島正弘

日本農薬学会大会講演要旨集 41st 99 2016年3月17日
イネにおけるHIS1(4‐HPPD INHIBITOR SENSITIVE1)の作用解析

山崎明彦, 関野景介, 山田祐司, 前田英郎, 村田和優, 加藤浩, 吉田均, 川岸万紀子, 廣瀬咲子, 谷口洋二郎, 川田元滋, 大島正弘, 戸澤譲

日本農薬学会大会講演要旨集 41st 100 2016年3月17日
イネSPW1遺伝子の新規アミノ酸置換型変異により閉花性を安定化できる

吉田均, LOMBARDO Fabien, 黒木慎, 姚善国, 清水博之, 池ヶ谷智仁, 木水真由美, 大森伸之介, 秋山高, 林高見, 山口知哉, 小池説夫, 矢頭治

農研機構生物機能利用研究部門成果情報(Web) 2016 2016年
作物の閉花受粉性～その分子機構と育種における利用

吉田均, 大森伸之介, 矢頭治, 小松田隆夫, 王寧, 蛯谷武志, 藤田健司, 山口琢也, 木谷吉則, 藤田雅也, 久保堅司

育種学研究 16(2) 61-66 2014年6月
遺伝子組換え生物の産業利用における安全性確保総合研究第3章遺伝子組換え作物の利用における安全・安心の確保のための管理技術の開発 1 遺伝子拡散防止等安全確保技術の開発(6)新規閉花性突然変異イネの選抜と特性解析

矢頭治, 大森伸之介, 吉田均

農林水産省農林水産技術会議事務局研究成果 (517) 304-307 2014年3月
次世代遺伝子組換え生物の生物多様性影響評価手法の確立及び遺伝子組換え作物の区分管理技術等の開発第2章遺伝子組換え作物と非組換え作物との区分管理技術の開発(10)閉花性稲を実用化するための研究:新規閉花性遺伝子のマッピング

大森伸之介, 矢頭治, 吉田均

農林水産省農林水産技術会議事務局研究成果 (517) 557-561 2014年3月
次世代遺伝子組換え生物の生物多様性影響評価手法の確立及び遺伝子組換え作物の区分管理技術等の開発第2章遺伝子組換え作物と非組換え作物との区分管理技術の開発(8)閉花性稲を実用化するための研究:関東・北陸以西向け閉花受粉性稲の特性評価

吉田均, 大森伸之介, 矢頭治

農林水産省農林水産技術会議事務局研究成果 (517) 547-552 2014年3月
閉花受粉性イネによるイネ墨黒穂病の耕種的防除の試み

石川浩司, 黒田智久, 岩田大介, 吉田均, 大森伸之介, 芦澤武人

日本植物病理学会報 80(1) 2014年
イネにおけるBクラス変異のもたらす閉花性と稔実率とのtrade-off

吉田均, 吉田均, 黒木慎, YAO S., LOMBARDO F., 清水博之, 池ケ谷智仁, 木水真由美, 大森伸之介, 秋山高, 林高見, 小池説夫, 矢頭治

育種学研究 16 2014年
閉花受粉性を付与したイネの墨黒穂病の感受性

石川浩司, 石川浩司, 黒田智久, 岩田大介, 吉田均, 大森伸之介, 芦澤武人

北陸病害虫研究会報 (63) 2014年
イネの閉花受粉性の分子機構

吉田均, 大森伸之介, 矢頭治

育種学研究 15 9 2013年10月12日
閉花受粉性イネ準同質遺伝子系統の特性解析

大森伸之介, 秋山高, 田淵宏朗, 吉田均

育種学研究 15 154 2013年3月27日

もっとみる

書籍等出版物

植物ホルモンの分子細胞生物学小柴恭一，神谷勇治、勝見允行編１．５エチレン（分担執筆）

講談社サイエンティフィク社 2006年 (ISBN: 4061534424)

所属学協会

共同研究・競争的資金等の研究課題

遺伝子近傍保存モジュールによる発現抑制機構の解明と分子育種への利用

日本学術振興会科学研究費助成事業基盤研究(A) 2022年4月 - 2025年3月

吉田均
遺伝的多様性とゲノム編集技術の利用による新たな除草剤抵抗性様式を有するイネの作出

日本学術振興会科学研究費助成事業基盤研究(C) 2021年4月 - 2024年3月

黒羽剛, 横井彩子, 吉田均, 川岸万紀子
イネの収量ポテンシャル向上を目指すシンク・ソース遺伝子の単離とその利用

日本学術振興会科学研究費助成事業基盤研究(B) 2020年4月 - 2024年3月

高井俊之, 吉田均, 黒羽剛, 谷口洋二郎
ゲノム編集技術を活用した農作物品種・育種素材の開発

農林水産省戦略的プロジェクト研究推進事業 2019年 - 2024年3月
シス領域のゲノム編集による遺伝子発現の精密調節

内閣府 SIP 2018年 - 2023年3月
指向性進化と次世代ゲノム編集による最適転写因子の分子選抜と機能実証

日本学術振興会科学研究費助成事業挑戦的研究(萌芽) 2019年6月 - 2022年3月

吉田均, 黒羽剛
近傍保存配列CNSのゲノム編集による作物遺伝子発現の精密調整基盤の開発

農研機構生研支援センターイノベーション創出強化研究推進事業 2019年 - 2022年3月

吉田均
除草剤抵抗性遺伝子 HIS1 ゲノム情報を使ったイネ育種・生産システムと新規創薬への展開

農研機構生研支援センターイノベーション創出強化研究推進事業 2017年 - 2020年3月
イネの花器官サイズの制御機構の解明

日本学術振興会科学研究費助成事業基盤研究(B) 2014年4月 - 2017年3月

吉田均
イネ花粉の発達過程における転写制御と高温障害による不稔のメカニズム

日本学術振興会科学研究費助成事業基盤研究(C) 2013年4月 - 2017年3月

川岸万紀子, 吉田均, 大島正弘
閉花性稲を実用化するための研究：新規閉花性遺伝子のマッピング

2011年 - 2013年
閉花性稲を実用化するための研究：関東・北陸以西向け閉花受粉性稲の特性評価

2011年 - 2013年
イネの開穎機構を制御する遺伝的プログラムの解明

日本学術振興会科学研究費助成事業基盤研究(C) 2011年 - 2013年

吉田均, 大森伸之介, 矢頭治
閉花受粉性イネ突然変異体の開花期耐冷性・耐暑性の解析

日本学術振興会科学研究費助成事業基盤研究(C) 2008年 - 2010年

小池説夫, 林高見, 山口知哉, 吉田均
閉花受粉性イネの開発と花器官形成機構の解析

受託研究 2004年 - 2010年
Development of cleistogamous crops

吉田均

基本情報

研究キーワード

研究分野

経歴

学歴

委員歴

受賞

主要な論文

MISC

書籍等出版物

所属学協会

共同研究・競争的資金等の研究課題

産業財産権

メニュー

共著者の一覧