2016年
ガラスシリンジを用いたヤマトシジミの硫化水素耐性試験
水産増殖
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- 巻
- 64
- 号
- 2
- 開始ページ
- 205
- 終了ページ
- 208
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.11233/aquaculturesci.64.205
- 出版者・発行元
- 水産増殖談話会
本研究では,硫化物を含有する試験水の調整や曝露容器にガラスシリンジを利用して,密閉式のヤマトシジミ硫化水素耐性試験を可能にした。ガラスシリンジ内で耐性試験を行った結果,ヤマトシジミの斃死に伴い試験水の硫化物濃度やアンモニア態窒素濃度が上昇したことから,これらの物質が斃死要因に深く関わっている事が確認された。ガラスシリンジは体積が可変であるため他の二枚貝類の耐性試験にも適用可能であろう。また,ガラスシリンジは製品やメーカーごとに気密性や目盛り精度が異なる可能性があるので,目盛り精度や気密性について事前に確認することが必要と考える。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11233/aquaculturesci.64.205
- ISSN : 0371-4217
- CiNii Articles ID : 130006854843
- CiNii Books ID : AN00124667