論文

査読有り
2016年

Development of an electronic partogram for safe and secure labor management

金沢大学つるま保健学会誌
  • 山崎 智里
  • ,
  • 長谷川 忍
  • ,
  • 島田 啓子

40
1
開始ページ
1
終了ページ
10
記述言語
英語
掲載種別
出版者・発行元
金沢大学つるま保健学会 = Tsuruma Health Science Society, Kanazawa University

安全・安心な分娩管理に必要な観察・ケア記録をオンタイムで的確に表示・記録できるよう、表示・入力支援機能を備えた電子パルトグラムを開発し、臨床での有用性を探った。 本システムの特徴は、選択肢を利用したタッチ入力支援、音声によるテキスト入力支援、写真による状況入力支援が付加されており、オンタイムでの記録を促進し、様々なデータの入力を容易に行える柔軟性の高い入力環境を提供していることである。このような入力の自由度を上げることで、助産師が分娩進行状況やケア介入の状況に応じて入力方法を選択することができ、また、写真入力によって、言葉で表現しづらい状況などを記録することが可能となった。その結果、操作の容易性やオンタイムでの記録、羊水混濁時の記録がしやすいといった点で高評価が得られた。 表示機能に関しては、分娩期に必要な情報が一画面で網羅できる点がよいとの助産師の評価が得られた。しかし、助産師の思考やケア評価などの助産過程の展開に対する貢献度には課題が残った。 機能評価については、各機能の正確な動作確認が行えたが、音声入力精度の向上を図ることで、より臨床での有用性が高まることが示唆された。

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/120005830555
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA11599711
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/027595999
URL
http://hdl.handle.net/2297/45868
ID情報
  • ISSN : 1346-8502
  • CiNii Articles ID : 120005830555
  • CiNii Books ID : AA11599711

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