MISC

2019年10月

タンパク質特異的な糖鎖修飾メカニズム

生化学
  • 矢木 宏和

91
5
開始ページ
659
終了ページ
665
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(公社)日本生化学会

糖鎖修飾はタンパク質の主要な翻訳後修飾の一つである.自然界に存在するタンパク質の半数以上は糖鎖による修飾を受けた糖タンパク質として存在しており,細胞分化や免疫などさまざまな生命現象において重要な役割を担っている.糖鎖はゲノムに直接コードされておらず,タンパク質のように設計図があるわけではない.それゆえ,糖鎖は分岐構造を持ち,同一タンパク質上においても著しい不均一性を示している.しかしながら一方で,タンパク質特異的な糖鎖修飾が認められる例も見いだされている.こうしたことから糖鎖構造の不均一性の中にも何かしらの規則性が存在することが示唆される.本稿では,徐々に明らかになりつつあるタンパク質特異的な糖鎖修飾機構について紹介する.(著者抄録)

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/40022059229
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00126072
URL
https://search.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&pub_year=2019&ichushi_jid=J00725&link_issn=&doc_id=20191029560008&doc_link_id=40022059229&url=http%3A%2F%2Fci.nii.ac.jp%2Fnaid%2F40022059229&type=CiNii&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00003_1.gif
ID情報
  • ISSN : 0037-1017
  • 医中誌Web ID : 2020054358
  • CiNii Articles ID : 40022059229
  • CiNii Books ID : AN00126072

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