2015年4月 - 2017年3月
細胞活動による磁場分布を測定する方法の研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究 挑戦的萌芽研究
磁気インピーダンスセンサや直交型フラックスゲートなどの室温動作磁気センサを適用して細胞活動に由来する微弱磁場の検出を目指す研究開発を行った。細胞磁場は微弱で、現行の室温動作磁気センサで検出するには磁場分解能が不十分である。そこで、試料に微小振動を与え、磁場信号に変調を加えて、1/f雑音と環境磁場雑音を低減する機械的変調を組み合わせて、磁気イメージングを行う手法を開発した。変調周波数の2倍高調波成分に着目することによって、空間分解能の向上ができた。また、16chのプローブを開発し、細胞活動由来の磁場検出を想定して時間変化する磁場の機械的変調によるイメージングについても実証した。
- ID情報
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- 課題番号 : 15K14003