基本情報

所属
高崎健康福祉大学 薬学部薬学科 教授
学位
工学士(京都工芸繊維大学)
修士(薬学)(金沢大学)
博士(薬学)(金沢大学)

連絡先
nakanishitakasaki-u.ac.jp
研究者番号
30541742
ORCID ID
 https://orcid.org/0000-0002-6561-7138
J-GLOBAL ID
201001087084049210

外部リンク

薬物の体内動態非線形要因としてのトランスポーター(膜輸送体)の重要性や輸送体による組織選択的ドラッグデリバリー等に関する研究業績を有する。薬物の消化管吸収、肝動態、腎排泄および肺吸収に関わる輸送体の役割および輸送体上での薬物/薬食相互作用機構に関する研究を展開し、腫瘍組織選択的な薬物送達へのペプチド(Cancer Res, 1997)やアミノ酸輸送体(J Nucl Med, 2011)の有用性を提唱した。さらに、薬剤耐性に関わる乳癌耐性タンパク質(BCRP/ABCG2)に関する研究を通じて、BCRPがイマチニブ等分子標的薬の耐性機構として重要であることや(Clin Cancer Res, 2003; Blood, 2006)、薬剤耐性がん細胞における発現調節機構の一端を明らかにした(Cancer Res, 2006; BBA Gene Regul Mech, 2011)。

一方、哺乳類動物に普遍的なアミノ酸輸送体分子の遺伝子を単離し機能解析を行うなど生理的輸送体に関する研究も精力的に推進した(J Physiol, 2001; J Clin Invest, 2001)。さらに、腫瘍増殖におけるアミノ酸輸送体(Biochem Pharmacol, 2010)やDHEASを認識する輸送体(Biochem Pharmacol, 2012)の重要性を分子レベルで明らかにした。現在、炎症メディエータであるPGE2の濃度調節に関わるSLCO2A1を中心に研究を展開し(Plos One, 2015; Sci Rep, 2017; J Neurosci, 2018)、Slco2a1遺伝子欠損マウスを作出し、PGE2代謝異常におけるSLCO2A1の役割を解析している。さらに、非アルコール性脂肪肝における糖代謝異常やミトコンドリアの抗酸化作用に関わる膜輸送体の研究を現在推進中である。

生理活性物質の動態・分布調節因子である膜輸送体を基盤し、新たな生命現象の発見や病態メカニズムの解明を目指している。


論文

  176

MISC

  6

書籍等出版物

  8

講演・口頭発表等

  178