2019年4月 - 2022年3月
戦後農政の展開過程と農業協同組合:全中所蔵資料の検討を通じて
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
- 課題番号
- 19H03066
- 体系的課題番号
- JP19H03066
- 担当区分
- 研究分担者
- 配分額
-
- (総額)
- 17,290,000円
- (直接経費)
- 13,300,000円
- (間接経費)
- 3,990,000円
本研究の目的は、全国農業協同組合中央会の協同組合図書資料センター(以下、図書資料センター)が所蔵してきた、戦後を中心とした農業協同組合の関係資料の目録作成を行い、それを通じて、戦後農政の展開過程と農協の役割の検討に向けた基盤形成を図ることにある。図書資料センターに所蔵されている資料は、ア.戦後農協の設立にかかわる資料、イ.農政活動関係資料、ウ.農協経営関係資料に大別され、それらの資料のほとんどが未整理・未解明の資料群である。本研究の研究組織は、協同組合論、農業史、アーカイブズ学など、学際的かつ幅広い年齢層の研究者、実務家によって構成されるが、本研究をとおして、戦後農政の展開過程に対して農業協同組合が果たした役割について、正しく評価し、独自性や創造性を有する研究成果をもたらすための基盤形成を目指す。
2020年度の研究の進捗は以下のようにまとめられる。第一に、2019年度に引き続き、JA全国教育センターを作業拠点に、本資料群の資料整理、目録作成を行った。今年度の作業において、JA全中由来以外の資料について、6割程度の資料整理、目録作成を終えることができた。第二に、戦後の総合農協の合併状況の変遷に関する資料収集と整理を行い、図書資料センター所蔵の総合農協の総代会資料との対応関係を明確にした。第三に、本研究課題にかかわる研究会を、コロナ禍のため、オンラインで複数回開催した。研究会では、研究メンバーによる資料調査結果が報告され、残存資料についての情報共有を図った、第四に、資料移管に向けた情報収集、情報提供を行った。具体的には、日本農業史学会シンポジウムで報告するともに、農業経済学関連学会協議会において、日本農業史学会と日本協同組合学会の共同提出として、資料移管の情報提供に関する周知依頼を働きかけ、各学会等での周知を行うことができた。
2020年度の研究の進捗は以下のようにまとめられる。第一に、2019年度に引き続き、JA全国教育センターを作業拠点に、本資料群の資料整理、目録作成を行った。今年度の作業において、JA全中由来以外の資料について、6割程度の資料整理、目録作成を終えることができた。第二に、戦後の総合農協の合併状況の変遷に関する資料収集と整理を行い、図書資料センター所蔵の総合農協の総代会資料との対応関係を明確にした。第三に、本研究課題にかかわる研究会を、コロナ禍のため、オンラインで複数回開催した。研究会では、研究メンバーによる資料調査結果が報告され、残存資料についての情報共有を図った、第四に、資料移管に向けた情報収集、情報提供を行った。具体的には、日本農業史学会シンポジウムで報告するともに、農業経済学関連学会協議会において、日本農業史学会と日本協同組合学会の共同提出として、資料移管の情報提供に関する周知依頼を働きかけ、各学会等での周知を行うことができた。
- ID情報
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- 課題番号 : 19H03066
- 体系的課題番号 : JP19H03066
この研究課題の成果一覧
絞り込み
論文
1-
歴史と経済 (251) 3-14 2021年4月 査読有り招待有り
MISC
3-
図書 (891) 1-1 2023年3月1日 招待有り責任著者
-
農業史研究 (56) 2022年3月 筆頭著者
-
農業史研究 (56) 2022年3月 招待有り
書籍等出版物
1-
岩波書店 2023年2月15日 (ISBN: 9784006004613)
講演・口頭発表等
2-
2023年日本農業史学会研究報告会 2023年3月20日
-
日本農業史学会研究報告会シンポジウム 2021年3月29日
メディア報道
1-
信濃毎日新聞社 信濃毎日新聞 鍬を握る 満蒙開拓からの問い 2024年1月9日 新聞・雑誌