2018年3月
第10回宇宙科学奨励賞(宇宙工学部門)
公益財団法人 宇宙科学振興会
- タイトル
- 衝撃波を安定にとらえる流体計算法の提案とそれを用いたイプシロンロケットの空力特性の解明
- 受賞区分
- 出版社・新聞社・財団等の賞
- 受賞国・地域
- 日本
イプシロンロケットは、M-V ロケットの後継機として 2010 年から開発が始まり、2013 年に試験 1号機が打ち上げられた。北村氏は衝撃波を捉える際のこれまでの流体計算法の問題を整理し手法を改良することにより、宇宙機の開発に役立つ流体計算法を提案した。更に、イプシロンロケットについて、提案手法を用いた空力解析や風洞実験に取り組み、イプシロンロケット開発に主導的な貢献を果たし打上げの成功に寄与している。