2014年7月17日
微少な歪み超過確率を許す固定長有歪み符号化定理 (情報理論)
電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報
- ,
- 巻
- 114
- 号
- 138
- 開始ページ
- 71
- 終了ページ
- 76
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 一般社団法人電子情報通信学会
本稿では,ε忠実度規範付き符号化問題と呼ばれる,歪みを超過する確率を一定値以下まで許容した固定長有歪み符号化問題を考える.この問題設定においては従来,定常無記憶情報源を対象に一次オーダーの意味でのレート・歪み関数,二次オーダーの意味でのレート・歪み関数および歪み・レート関数が導出されていた.しかしながら一般情報源に対する解析は見あたらない.そこで本稿では一般情報源を仮定し,一次オーダーの意味でのレート・歪み関数,歪み・レート関数に関する一般公式を導出する.得られた結果は従来得られている結果の自然な拡張となっている.さらに同様の手法で二次オーダーの意味でのレート・歪み関数,歪み・レート関数の一般公式を与える.最後に,得られた一般公式と従来結果について考察する.
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110009947006
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10013083
- URL
- http://id.ndl.go.jp/bib/025634836
- ID情報
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- ISSN : 0913-5685
- CiNii Articles ID : 110009947006
- CiNii Books ID : AN10013083