2013年3月
高齢がん患者の病院から自宅療養移行に関連する要因
九州農村医学会雑誌
- 巻
- 号
- 22
- 開始ページ
- 9
- 終了ページ
- 13
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 九州農村医学会
高齢がん患者の病院から自宅療養移行に関連する要因について検討した。退院支援依頼があった65歳以上のがん患者187例を対象とした。電子カルテ内の患者情報から必要データの収集を行った。退院先「自宅」は106例、「自宅以外」は81例であった。自宅療養移行に有意に関連があった要因は、「ADL自立:食事、排泄、移動、入浴、服薬」、「医療処置:注射なし」、「医療処置:点滴なし」、「医療処置:膀胱留置カテーテルなし」、「服薬:管理なし」、「本人の希望する退院先:自宅」、「家族の希望する退院先:自宅」であった。多重ロジスティック回帰分析を行い、「家族の希望する退院先:自宅」、「医療処置なし:注射」、「ADL自立:入浴」、「服薬管理:なし」の順で、自宅療養移行に有意に関連した。
- ID情報
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- 医中誌Web ID : 2013257697