溝辺 哲男

　政府開発援助（ＯＤＡ）による開発途上国における農業農村開発プロジェクトに３０年にわたり実施してきた経験を有する。国際機関（世銀、アジア開銀、米州開銀）とＪＩＣＡの開発資金を活用して、アジア、アフリカ、ラテンアメリカにおける農業・食料資源の開発と保全に関連するプロジェクトの発掘、開発計画（プランニング）の策定、ＳＶ（プロジェクト維持管理）、事後評価までプロジェクトサイクル全般に従事した。これまで開発プロジェクト総数は２５カ国、５０案件に達する。,　実証的な開発プロジェクトの従事経験を踏まえて、ＯＤＡによる地域開発効果の実施インパクトとその発現方法についての研究及びプロジェクト評価に関する研究を続けている。特に、特定の農作物を起点としたバリューチェーンの形成方法と、地域開発における産業クラスター政策に関する研究に傾注している。