2017年3月1日
沖縄からの化学兵器撤去ー公文書記録に見る日米琉関係
国際琉球沖縄論集
- 巻
- 号
- 6
- 開始ページ
- 1
- 終了ページ
- 20
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- 出版者・発行元
- 琉球大学島嶼地域科学研究所
米軍が持ち込んだ化学兵器の沖縄からの撤去をめぐって米国政府、日本政府そして沖縄の間で展開した政治過程を通じて、それぞれの抱く利益と行動を明らかにした論文である。目的は、統治された側が統治する側との相互作用の中でどのような影響を持っていたのかを探ることである。分析の結果、米軍が沖縄の基地を自由に使い、それを日本政府が巧妙に支援した。つまり、統治されるが弱者となることではなく、統治の正統性が問われるとき、統治する側が統治される側の取り込みに終始することを明らかにした。
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 2186-7933
- CiNii Articles ID : 120006360885
- CiNii Books ID : AA1256967X