2015年4月 - 2018年3月
島嶼県沖縄の伝統型地域力が介護および介護扶養意識に及ぼす影響
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
本研究は,伝統的地域特性が維持・継承されている沖縄県北部の過疎地域の地域在住高齢者を対象に,看取り・介護意識に焦点をあて、生きがい感や死生観、祖先崇拝などの伝統的な側面との関連から検討を行うことを目的とした。分析は、これまでに看取り経験のある対象者に焦点をあて、介護経験の有無によりいきがい感や死生観、地域の祭祀や行事への参加状況、祖先崇拝などに関連した伝統的地域特性との関連から解析を行った。その結果、看取りや介護経験を有するものでは、いきがい感や肯定的な死生観を有しており、祖先との紐帯意識も高く地域愛着も高いことが示唆された。
- ID情報
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- 課題番号 : 15K11852
- 体系的課題番号 : JP15K11852