2010年 - 2012年
鎌倉中期の古典注釈に現れる言語意識についての総合的研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 若手研究(B)
鎌倉中期の文永~永仁年間には、仙覚『万葉集註釈』、源氏物語の注釈書である『紫明抄』、古今集の注釈書である『三流抄』などが成立した。本研究では、これらを同時代の学芸とみなし、ジャンル横断的にとらえて、この時代の注釈書の特徴について考察した。とくに、悉曇学(梵語の文字と音韻の学問)の考え方が、古典文学の注釈書と深い関わりを持っていることに着目して、注釈書に見られる言語意識を明らかにした。
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- 課題番号 : 22720080
- 体系的課題番号 : JP22720080