春原 史寛

J-GLOBALへ         更新日: 18/10/08 17:37
 
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研究者氏名
春原 史寛
 
スノハラ フミヒロ
URL
http://apm.musabi.ac.jp/about/faculty/sunohara/
所属
武蔵野美術大学
部署
造形学部 芸術文化学科
職名
准教授
学位
博士(芸術学)(筑波大学), 修士(芸術学)(筑波大学)
Twitter ID
sunofumi
ORCID ID
0000-0002-9265-1905

プロフィール

日本近現代美術史を専攻し、戦後日本の美術受容の諸側面を岡本太郎とその周辺を主たる題材として研究しています。特に社会と芸術の関係、人が抱く芸術のイメージや期待する役割に関心があります。
博士論文は「岡本太郎研究――戦後日本美術の受容と芸術家イメージ」(2016年、筑波大学)です。修士論文は「近代日本における考古学遺物に対する美的評価に関する一考察―岡本太郎の「縄文土器論」を中心に」(筑波大学、2009年)です。卒業論文は「岡本太郎《太陽の塔》の研究」(筑波大学、2001年)です。
美術館・博物館学芸員の経験を生かし、大学での教育とも関連させてアート・プロジェクトやアート・マネージメントにも参与し、美術館や博物館、学校や地域、芸術祭等の場で、学生や市民と展示や鑑賞プログラムを作るような活動、博学連携の推進も行っています。最近はアーティスト・イン・スクールのマネージメントにも参加しています。
また、日本のサブカルチャー・ポップカルチャー・オタクカルチャーと、アートや美術教育との関係にも興味を持ち、授業・社会実践を行っています。

【主な関心・研究領域】
・美術史:岡本太郎研究をはじめとした近現代・戦後日本美術史研究、美術受容史研究(社会における「美術」「芸術」「アート」イメージの変遷)、パブリックアート研究、美術としての縄文土器、作家・作品研究(浅川伯教・巧、松本竣介、鶴岡政男、清水登之、村上肥出夫、近藤嘉男ほか)
・美術教育:図画工作科・美術科と大学教育における鑑賞教育題材と理論・制作の融合題材の開発、色彩教育史
・アートマネージメント、アートプロジェクト、展示・展覧会企画・運営
・博物館学:博物館教育、鑑賞プログラム開発、博学連携、教員養成課程における学芸員養成
・文化研究:サブカルチャー・ポップカルチャー・オタクカルチャー研究と美術教育への活用、アニメ・マンガ・ゲーム論

研究分野

 
 
  • 芸術学 / 美術史 / 日本近現代美術史・美術受容史
  • 教育学 / 教育学 / 美術教育・美術科教育
  • 文化財科学・博物館学 / 文化財科学・博物館学 / 博物館学・博物館教育・ミュージアムマネージメント
  • 芸術学 / 芸術一般 / アートマネージメント・メディア文化・サブカルチャー・ポップカルチャー

経歴

 
2018年9月
 - 
現在
武蔵野美術大学 造形学部 芸術文化学科 准教授
 
2013年4月
 - 
2018年8月
国立大学法人群馬大学 教育学部 美術教育講座 准教授
 
2018年4月
 - 
2018年9月
国立大学法人埼玉大学 教育学部 非常勤講師(西洋美術史)*2016年9月~2017年3月、2014年9月~2015年3月にも担当
 
2012年9月
 - 
2013年3月
山梨英和大学 人間文化学部 非常勤講師(博物館資料論)
 
2012年4月
 - 
2013年3月
山梨県立博物館 学芸課 学芸員
 
2009年4月
 - 
2012年3月
山梨県立美術館 学芸課 学芸員(学芸担当・教育普及担当兼任)
 
2001年4月
 - 
2006年3月
財団法人大川美術館 学芸員
 

学歴

 
2013年4月
 - 
2016年3月
筑波大学大学院 博士後期課程 人間総合科学研究科 芸術専攻
 
2007年4月
 - 
2009年3月
筑波大学大学院 博士前期課程 人間総合科学研究科 芸術専攻
 
1997年4月
 - 
2001年3月
筑波大学 芸術専門学群 芸術学専攻
 

委員歴

 
2016年4月
 - 
現在
特定非営利活動法人まえばしプロジェクト  監事
 
2015年4月
 - 
2017年3月
群馬県立近代美術館  鑑賞支援教材検討会 委員
 
2013年4月
 - 
2014年3月
山梨県立博物館  資料収集調査員
 
2010年4月
 - 
2012年3月
山梨県立美術館  とびだせ美術館実行委員会 委員
 

受賞

 
2012年4月
美術館連絡協議会 美連協大賞 担当展覧会「浅川伯教・巧兄弟の心と眼―朝鮮時代の美」展(山梨県立美術館)
受賞者: 大阪市立東洋陶磁美術館・千葉市美術館・栃木県立美術館との共同受賞、美術館表彰
 

論文

 
春原史寛
群馬大学教育実践研究   (35) 113-123   2018年1月
図画工作科・美術科授業における鑑賞と表現、理論と実践の融合の可能性を検討した。そのために、大学生に対する西洋美術史授業(講義)で、授業中に落書きを許可して(公的な落書き)、耳と意識は講義に向けながら手を動かして無意識・客観性の芸術表現の実技を行い、シュルレアリスム理論の学びにつなげた。また、落書きという学生・子どもたちに身近な学校教育外の「表現」が、学校教育内の美術的「表現」に結び付くことを実感的に理解することを目指した。
春原史寛
群馬大学教育学部紀要 芸術・技術・体育・生活科学編   (53) 37-47   2018年1月
美術理論・鑑賞と実技・表現の融合を目指し、理論講義に、学生や児童・生徒の学校外での身近な表現である、SNSに掲載されるような人物写真(ポートレート)の撮影実習を組み込み、日常接する文化が、表現技術・理論に留意することによって美術表現(学校内の美術科・図画工作科の題材)となり得ることを伝えた。
SUNOHARA Fumihiro
Proceedings from 2017 InSEA World Congress Daegu   525-529   2017年10月   [査読有り]
国際学会における英語発表に基づく論文。岡本太郎による前衛芸術家としての日本の伝統探求・徹底的批判の姿勢をもとにした、現代的意義を持つ「新しい伝統」の創造のプロセスを検証し、新たな価値を生み出す美術教育への接続を模索した。
春原史寛
群馬大学教科教育学研究   (16) 75-84   2017年3月
博学連携の現代的意義を再確認し、理科・社会・国語・美術などの教科の越境による学修を目指す群馬大学教育学部における博物館実習の実相を記した。あわせて群馬県立自然史博物館との連携についても記録。以上によって教員養成課程の独自性(合科性・総合性・教育を基礎とする)を生かした学芸員養成カリキュラムを提案した。
春原史寛・茂木一司・手塚千尋・木村祐子・小田久美子・宮川紗織・茂木克浩・高木蕗子
群馬大学教育実践研究   (34) 63-76   2017年3月
文化庁助成による、地域で人的・物的資源を活用できるアートマネジメント人材育成の事業(アーツ前橋・群馬大学連携)における、実践講座Cコースの講座理念と、実験性と振り返りを重視した講座デザインの方法、成果、課題について論じた。
担当範囲:全体の編集、63, 65-69, 71-72, 76頁の記名部分
春原史寛
群馬大学教育学部紀要 芸術・技術・体育・生活科学編   (52) 21-30   2017年2月
中央の二紀会および群馬県前橋市で活動した画家・近藤嘉男が戦後直後に開設した絵画教室「ラボンヌ」について、子どもの自由な創造性を引き出す教育を行い、地域において、学校外の美術教育の拠点と「美術」イメージの発信元になっていたことを、実証的な資料調査と関係者へのインタビューによって明らかにした。
SUNOHARA Fumihiro
Japan-Taiwan Art History Graduate Students' Symposium 2011-2015 Selected Papers (Doctoriak Program in Art & Design, Master's Degree Program in Art & Design, Graduate School of Comprehensive Human Sciences, University of Tsukuba)   57-58   2016年3月   [査読有り]
ISBN:9784924843813
国際シンポジウムでの英語発表に基づく論文。岡本太郎が1955年に開催した前衛的な茶会である「実験茶会」の詳細を提示、当時の茶道会の変革の状況や、GHQの文化政策などの背景から、保守的な文化に対する岡本の活動の革新性の意義を考察した。
春原史寛
筑波大学      2016年3月   [査読有り]
芸術家・岡本太郎の活動の社会における受容の諸側面の検討を通して、岡本が日本社会において大衆に対してどのような「芸術家」像を提示し、それを伝達しようとしたメディアや受容した人々がどのような「芸術家」イメージを岡本に付与したのかを明らかにし、さらには戦後日本社会における美術受容の特質を考察し、従来は評伝としての研究、作品研究として進展してきた岡本太郎研究に、岡本と社会の関係の観点を加えた。
春原 史寛・喜多村 徹雄・茂木 一司・宮川 紗織・深須 砂里・相良 浩
群馬大学教育実践研究   (33) 65-86   2016年3月
(1)の続編。学生の学びの成果のほかに、美術館側の変化と、大学教員の思考を考察し、学内から社会に出てさまざまな交渉や試行錯誤のなかで学修することの意義を論じた。
担当範囲:全体の編集、65-66, 78, 81-82, 85頁の記名部分
春原史寛
群馬大学教育学部紀要 芸術・技術・体育・生活科学編   (51) 31-49   2016年2月
岡本太郎が1950から60年代に取り組んだ日本文化論の展開と受容の実相を明らかにした。美術外の民俗などにおける「伝統」を前衛芸術家の眼で徹底的に再批判することで、現代の芸術領域における創造である「新しい伝統」につなげていく岡本の手法の独自性を明らかにした。

Misc

 
連載:色彩教育アーカイブス第3回 山形寛「色彩教育はなぜ必要か」
春原史寛
色彩教育(日本色彩教育研究会)   36(1-2) 32-33   2018年3月   [依頼有り]
春原史寛
群馬大学教育実践年報(群馬大学教育学部附属学校教育臨床総合センター)   (7) 48-49   2018年3月   [依頼有り]
春原史寛
第40回美術科教育学会滋賀大会 研究発表概要集   64-64   2018年3月
春原史寛
ぐんまの自然の「いま」を伝える報告会2017要旨集(群馬県立自然史博物館)   109-110   2018年1月
毛塚鮎美・岩瀨優太郎・藤井俊太朗・春原史寛・茂木一司・郡司明子
ぐんまの自然の「いま」を伝える報告会2017要旨集(群馬県立自然史博物館)   107-108   2018年1月

書籍等出版物

 
日本教育大学協会全国美術部門関東地区会『美術教育の理論と実践』編集委員会 (担当:分担執筆, 範囲:春原史寛「「わかりやすい」サブカルチャーの消費と「わからない」アートの鑑賞 学校外に位置付けられたアニメ・マンガ・ゲームの文化的体験と学校内の美術教育を架橋する」(59-74頁))
BookWay   2018年6月   ISBN:4865843221
五十殿利治先生退職記念会編(大谷省吾・春原史寛・江口みなみ・桑原規子) (担当:共編者, 範囲:書籍全体の編集)
五十殿利治先生退職記念会   2017年3月   
まえばしアートスクール計画実施報告書
群馬大学茂木一司研究室監修 (担当:分担執筆, 範囲:春原史寛「総括」実践講座Cコース まえばし未来アトリエ(30頁))
群馬大学茂木一司研究室   2017年2月   
文化庁助成による、地域で人的・物的資源を活用できるアートマネジメント人材育成の事業(アーツ前橋・群馬大学連携)で、実践講座Cコース(受講生20名程度)の運営と講師を担当した。講座として、①展覧会実践(年間3回) ②インクルーシブカフェ実践(毎週) ③子ども・高齢者・障害者向けのアート・ワークショップの出前実践(年間4回) ④インクルーシブ教育の研究会(年間6回)を実施。
愛すべき天才画家 村上肥出夫画集 補遺小冊子
池田章監修 (担当:分担執筆, 範囲:春原史寛「再考・村上肥出夫の表現」(16-29頁))
池田章   2016年12月   
美術家・村上肥出夫の表現の特質とその変遷についての論文を寄稿した。
鑑賞支援教材ガイドブック
群馬県立近代美術館教育普及係編、飯塚淑光・中原靖友・山崎清美・春原史寛・相良浩 執筆 (担当:分担執筆, 範囲:春原史寛「鑑賞教育の重視と美術館の活用」(12-14頁))
群馬県立近代美術館   2016年3月   
鑑賞支援教材検討会の成果である、2件の教材の活用方法などが記された冊子(教材と共に学校教員に貸与)。そのなかで、博学連携の重要性の高まりや、美術館における鑑賞行為の理論的裏付けや理念について記述した。

講演・口頭発表等

 
山下裕二・ANI(スチャダラパー)・タナカカツキ・春原史寛
アーツ前橋企画展「岡本太郎と『今日の芸術』展」関連シンポジウム「芸術なんて、なんでもない。」第2部   2018年10月7日   アーツ前橋
武蔵野美術大学造形学科芸術文化学科「ミュゼオロジー実習」特別講義 [招待有り]
春原史寛
2018年7月21日   武蔵野美術大学造形学科芸術文化学科
春原史寛
筑波大学所蔵石井コレクション公開研究会   2018年6月3日   筑波大学芸術系
筑波大学所蔵・石井コレクションに係る研究活動の一環として、練馬区立美術館で展示される同コレクション中の池田龍雄作品をテーマとして、専門家による研究発表ならびに意見交換を行う公開研究会を開催。
春原史寛
第40回美術科教育学会 滋賀大会   2018年3月30日   美術科教育学会
春原史寛
群馬県立自然史博物館特別展「ぐんまの自然の『いま』を伝える」   2018年1月13日   群馬県立自然史博物館、群馬県環境森林部自然環境課、群馬県立ぐんま昆虫の森

担当経験のある科目

 
 

Works

 
茂木一司+ぐんだいアートを考えるグループ(梶原千恵・狩野未来・毛塚鮎美・住中浩史・多胡宏・竹丸草子・郡司明子・春原史寛)   芸術活動   2018年7月 - 2018年9月
・会期:2018年7月28日~9月2日
・会場:富岡市立美術博物館・福沢一郎記念美術館(企画展示室、常設展示室、福沢展示室1・3)
・主催:富岡市
・共催:井田淳一と生徒たち実行委員会
群馬大学教育学部美術教育講座・群馬大学長期研修院美術教育   その他   2018年1月 - 2018年2月
・会期:2018年1月31日~2月11日
・会場:広瀬川美術館
・主催:群馬大学教育学部美術教育講座・群馬大学長期研修院美術教育
・協力:特定非営利活動法人まえばしプロジェクト・広瀬川美術館
まえばしインクルーシブ美術教育研究会   その他   2017年11月 - 2017年12月
・会期:2017年11月21日~12月3日
・会場:広瀬川美術館
・主催:まえばしインクルーシブ美術教育研究会
・協力:広瀬川美術館・特定非営利活動法人まえばしプロジェクト・群馬大学教育学部美術教育講座

競争的資金等の研究課題

 
岡本太郎を中心とした戦後日本のアヴァンギャルド芸術の社会的影響と受容の研究
群馬大学: 平成29年度若手研究助成
研究期間: 2017年8月 - 2017年3月    代表者: 春原史寛
1950年代の日本における美術書出版による美術受容の研究
群馬大学: 平成26年度若手研究助成
研究期間: 2014年7月 - 2015年3月    代表者: 春原史寛
清水登之日記の研究―15年戦争期を中心に
鹿島美術財団: 美術に関する調査研究助成
研究期間: 2005年4月 - 2006年3月    代表者: 春原史寛

社会貢献活動

 
【出演, 取材協力】  映画『太陽の塔』製作委員会  2018年8月29日
美術史・博物館・メディア文化の活用から考える美術鑑賞教育の理論と実践
【講師】  群馬大学  平成30年度教員免許状更新講習  2018年8月25日
鑑賞と表現の一体化を目指した図工・美術教育 新学習指導要領実施にむけて
【講師】  みどり市図工美術主任会  平成30年度みどり市図工美術主任会夏期研修会  (みどり市立笠懸南中学校)  2018年8月1日
【編集, 寄稿】  アーツ前橋  平成29年度アーティスト・イン・スクール 事業報告書  (4-5頁)  2018年3月31日
【講師】  群馬大学  平成29年度教員免許状更新講習  (群馬大学)  2017年12月25日
【講師, 企画】  一般社団法人 前橋まちなかエージェンシー  岡本太郎と語る会  (前橋まちなか研究室)  2017年10月29日
【寄稿】  前橋市  太陽の鐘ニュース 第一号  2017年10月
【講師, 企画】  一般社団法人 前橋まちなかエージェンシー  岡本太郎と語る会  (前橋まちなか研究室)  2017年9月30日
2018年春、前橋の広瀬川河畔に寄贈、設置される予定の「太陽の鐘」の作者である「岡本太郎」を知るための座談会。不定期で全10回程度を予定。
芸術家という枠に捉われなかった岡本太郎という人間の多面性を毎回テーマを絞って楽しくカジュアルに語り合う。

その他

 
2018年8月   同人誌『ぐんまサブカルチャー研究会 研究報告』(第2号)の刊行
コミックマーケット94(2018年8月11日)において、サークル「ぐんまサブカルチャー研究会」から『ぐんまサブカルチャー研究会 研究報告』(第2号)を頒布した(配置:2日目東G49a)。内容は、「アート」「美術」をテーマ・題材としたマンガ50作品を集めて整理したデータ資料集。ポップカルチャーのアートの描写から、社会におけるアートのイメージを考察することを意図した。
2017年12月   同人誌『ぐんまサブカルチャー研究会 研究報告』(第1号)の刊行
コミックマーケット93(2017年12月30日)において、サークル「ぐんまサブカルチャー研究会」から『ぐんまサブカルチャー研究会 研究報告』(第1号)を頒布した(配置:2日目東D35a)。内容は、群馬大学教養教育におけるサブカルチャーと現代アートを架橋する「表象文化論」授業の内容・成果をまとめたもの。